と、言うわけで上田ちゃんネル収録してきまして・・・
前にちょこっと言ってました
なんと・・・
モンハンファンには喉から手が出るほど欲しい(少なくとも俺はそう!!)
俺の大好きな武器を作ってもらったのさ!!
そう、ガンランス!!!
しかもガンサーには憧れのガンランス・・・
エンデ・デアヴェルト!!
作るは後輩の「高橋工房 」って発明芸人!!
こやつの単独ライブで曲を作ってやるかわりに・・
「ガンランス」を作れ!!
と要望したら・・・作りやがった!!
とんでもないぞ!!
ここからはあいつのブログを転載するぜ!!
長いけど・・・見て!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ガンランス製作日記
僕が高橋工房です!頑張ります!
①設計&買い出し
何より大切なのはまず設計。最初の3日間は現場への移動中など合間を使ってひたすら設計。設計しながら、材料や構造を決定して行きます。
それから買い出し。
今回は基本的にコーソーボード(ウレタンと呼ばれるもの)を使い、部分的にポリセーム(軟いプラスチックみたいなもの)と言う素材で作ることにしました。
②槍の部分
製作開始。まずは尖った槍の部分。部分ごとに設計もし直します。
槍は鋭利感を出す為と軽量化の為にポリセームを使用。強度の問題があってかあまりポリセームを使う人は聞いた事がないが、ここは工房のオリジナル技術でポリセーム。厚紙を加工する感覚で作っていけるのと、厚さがないので設計が容易です。
下書きをしてハサミでカット。折り曲げる際は、長い定規などを当ててしっかり角が出ように慎重に折る。下書きがシッカリできていれは綺麗な三角錐に仕上がります。
槍だけで50cmほどあるので補強にスタイロフォームを二カ所かまします。接着の相性が良くないので予算を考えなけれは、厚いコーソーボードをかました方がいいかもです。
んで、古坂大魔王さんが冗談で「弾を撃てるようにしてくれ」と言ってたので、赤く光るように仕込みしてみた。
豆電球が見えるとかっこ悪いので塩ビシートで囲みます。
そして、ポリセームを瞬間接着剤で閉じ、槍部分完成!
③冷却装置
ガンランスは弾を打った後に、槍の下部分がパカっと開き本体を冷却する機能があると言う。その部分を製作。
パカっと開くってのは結構厄介なことで、コーソーボードだけで作ってもできなくはないのだが、何度も開け閉めすることを考えると強度に不安がある。そこで工房オリジナル技術。
アルミ板を部分部分に使用する。アルミ板は金属の中でも加工がし易く、薄いものであれば金属用のハサミで容易にカットできます。
部 分的に強度を付けても、相手側が弱ければ意味が無いので、このようにネジ止めできるように木材を使う。しかし全部を木材にすると重くなってしまうので不必 要な部分はスタイロフォームにした。が、なんだかんだで半分は木材になりました。この冷却装置、せっかく開け閉めできるので、ここを電池BOXにすること にしました。
周りは素材感を統一するため、最後にポリセームで覆い、2mmの厚さのコーソーボードでウロコ感を出し、冷却装置完成。
④ガトリング
ガトリング部分。ここの存在感は銃にとって結構重要。全てスタイロフォームで切り出す方法ならかなりリアルにできるのだが、今回は表面の強度の為にコーソーボードで作ることに。
ま ず、中身。筒を中心に作っているのは、枝の部分を差し込み式にする為の細工。コーソーボードをグルっと巻くので補強の為にスタイロフォームをかます。ゆる い円柱になるのでスタイロフォームも若干すぼまってるように設計しなければならない。そしてコーソーボードを巻くのだが、くぼんだ部分の再現の為にコー ソーボードを二重に巻くので設計には注意が必要。厚み1cmと言うのは常に配慮して作らなければならない。
んでこの可動部分。ガンランスは持ち運ぶ時半分に折るらしく、それを再現する為にここでもアルミ板を使用。ガンランスの半分を支える部分なので強度は十分に考えなければならない。
このようにアルミ板をグルッと一周させ、しっかりコーソーボードに埋め込んだ。
開閉をスムーズにできるようにキャッチを仕込んだ。
ガトリングの下部分はカットしたコーソーボードを重ねて作る。厚い所はスタイロフォームを使用したが、予算があればコーソーボードの方がいいでしょう。この重ねている部分の中にライトのスイッチを仕込んである。
ガトリング部分完成。
⑤枝
ここは実際に触る所なのでまたまた強度が必要。アルミパイプを使うのだが、差し込まれる部分はガトリングを突き刺し切るくらい長さに余裕を持たせた。ここで重さを耐えてもらわなければならないからだ。
持ち手の部分はかなり細い円錐なのでコーソーボードで作るのは難しいと思いスタイロフォームで形成。周りはエナメル生地で覆った。
根元の装飾部分。コレは全てコーソーボードをカットして形成。細かく部品を作っても瞬間接着剤でしっかり付くのでやりやすい。
つなぎ目などはライターで炙ったり、ヤスリで削ってなめらかにする。
⑥全体途中経過
ここまででようやく形ができた。枝の部分のトゲなど細かい部分を除いて完成。塗装前はこんな感じになりました。
⑦塗装
基本的にコーソーボードでできているので、このまま塗装してしまうと色が吸収されて沈んだ感じになってしまう。そこで一度ジェッソと言う下地材を塗ります。
乾いたらヤスリをかけて表面をツルツルにします。この作業が丁寧な程、仕上がり綺麗になります。一通りジェッソを塗ってこんな感じ。
しっかり乾かして、まずベースに黒スプレーを塗ってから仕上げにシルバースプレーをして塗装完了。
塗装が終わったら、各パーツを組み立てて完成。
コレが高橋工房作のガンランスです!
光ります!
折れます!
高橋気に入ってます。
☆etc…楯
ガンランスは武器と楯で1セットだと言う。
そこでさらに楯を製作。
費用を抑える為に厚さ3cmのスタイロフォームを重ねて作ることに。接着面が切り出しの時にやっかいとなるので本当は一枚板で切り出すのがベストです。
今回は設計無しでスタイロフォームに直接設計&下書き。
これをまずスチロールカッターでおおよその形にカット。
細かい部分はカッターで切り出して行く。カッターでの作業が丁寧だとこの後のヤスリがけが楽になる。
左右がほぼ対照になるように仕上げていく。
カッター作業で曲面を作るのが限界になったらヤスリがけ。
表面をできるだけツルツルにする。
そして、楯はスタイロフォーム丸出しで仕上げるので強度を付ける為にラテックスと言う素材を塗る。
これはゴムの液状の素材で、最初白いのだが乾くと輪ゴムのような素材になり、スタイロフォームの崩れを防いでくれる。
良く乾かしたら塗装。まずダークグリーンを塗り、
軽くシルバーを吹きかけ、
真ん中部分はコバルトのペンキを塗り、
最後はライトグリーンで全体を整えた。
裏側は持ち手を付けた。ラテックスが塗ってあるから多少ネジが利くようにはなるが、それではもろいのでしっかり接着剤で付ける。
そして完成。
これがガンランスの楯である。
ガンランスと楯のセット。
そして納品。
古坂大魔王さん自前のコスチュームを着てもらい、記念撮影。
そして古坂大魔王さんにお願いした音を頂き、物々交換完了。
こうして高橋工房のガンランス製作生活が幕を閉じたのでありました。
いかがでしたか、高橋工房のガンランス製作日記。ガンランスは2m近くありかなり大っきい作品でして、それなりの苦労がありましたが、それ以上に自分を大きくしてくれたと思います。
古坂大魔王さんに作ってもらった音楽もとっても素晴らしいものでしたし、ガンランス製作、やってよかったー!と思いました。
前にちょこっと言ってました
なんと・・・
モンハンファンには喉から手が出るほど欲しい(少なくとも俺はそう!!)
俺の大好きな武器を作ってもらったのさ!!
そう、ガンランス!!!
しかもガンサーには憧れのガンランス・・・
エンデ・デアヴェルト!!
作るは後輩の「高橋工房 」って発明芸人!!
こやつの単独ライブで曲を作ってやるかわりに・・
「ガンランス」を作れ!!
と要望したら・・・作りやがった!!
とんでもないぞ!!
ここからはあいつのブログを転載するぜ!!
長いけど・・・見て!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ガンランス製作日記
僕が高橋工房です!頑張ります!
①設計&買い出し
何より大切なのはまず設計。最初の3日間は現場への移動中など合間を使ってひたすら設計。設計しながら、材料や構造を決定して行きます。
それから買い出し。
今回は基本的にコーソーボード(ウレタンと呼ばれるもの)を使い、部分的にポリセーム(軟いプラスチックみたいなもの)と言う素材で作ることにしました。
②槍の部分
製作開始。まずは尖った槍の部分。部分ごとに設計もし直します。
槍は鋭利感を出す為と軽量化の為にポリセームを使用。強度の問題があってかあまりポリセームを使う人は聞いた事がないが、ここは工房のオリジナル技術でポリセーム。厚紙を加工する感覚で作っていけるのと、厚さがないので設計が容易です。
下書きをしてハサミでカット。折り曲げる際は、長い定規などを当ててしっかり角が出ように慎重に折る。下書きがシッカリできていれは綺麗な三角錐に仕上がります。
槍だけで50cmほどあるので補強にスタイロフォームを二カ所かまします。接着の相性が良くないので予算を考えなけれは、厚いコーソーボードをかました方がいいかもです。
んで、古坂大魔王さんが冗談で「弾を撃てるようにしてくれ」と言ってたので、赤く光るように仕込みしてみた。
豆電球が見えるとかっこ悪いので塩ビシートで囲みます。
そして、ポリセームを瞬間接着剤で閉じ、槍部分完成!
③冷却装置
ガンランスは弾を打った後に、槍の下部分がパカっと開き本体を冷却する機能があると言う。その部分を製作。
パカっと開くってのは結構厄介なことで、コーソーボードだけで作ってもできなくはないのだが、何度も開け閉めすることを考えると強度に不安がある。そこで工房オリジナル技術。
アルミ板を部分部分に使用する。アルミ板は金属の中でも加工がし易く、薄いものであれば金属用のハサミで容易にカットできます。
部 分的に強度を付けても、相手側が弱ければ意味が無いので、このようにネジ止めできるように木材を使う。しかし全部を木材にすると重くなってしまうので不必 要な部分はスタイロフォームにした。が、なんだかんだで半分は木材になりました。この冷却装置、せっかく開け閉めできるので、ここを電池BOXにすること にしました。
周りは素材感を統一するため、最後にポリセームで覆い、2mmの厚さのコーソーボードでウロコ感を出し、冷却装置完成。
④ガトリング
ガトリング部分。ここの存在感は銃にとって結構重要。全てスタイロフォームで切り出す方法ならかなりリアルにできるのだが、今回は表面の強度の為にコーソーボードで作ることに。
ま ず、中身。筒を中心に作っているのは、枝の部分を差し込み式にする為の細工。コーソーボードをグルっと巻くので補強の為にスタイロフォームをかます。ゆる い円柱になるのでスタイロフォームも若干すぼまってるように設計しなければならない。そしてコーソーボードを巻くのだが、くぼんだ部分の再現の為にコー ソーボードを二重に巻くので設計には注意が必要。厚み1cmと言うのは常に配慮して作らなければならない。
んでこの可動部分。ガンランスは持ち運ぶ時半分に折るらしく、それを再現する為にここでもアルミ板を使用。ガンランスの半分を支える部分なので強度は十分に考えなければならない。
このようにアルミ板をグルッと一周させ、しっかりコーソーボードに埋め込んだ。
開閉をスムーズにできるようにキャッチを仕込んだ。
ガトリングの下部分はカットしたコーソーボードを重ねて作る。厚い所はスタイロフォームを使用したが、予算があればコーソーボードの方がいいでしょう。この重ねている部分の中にライトのスイッチを仕込んである。
ガトリング部分完成。
⑤枝
ここは実際に触る所なのでまたまた強度が必要。アルミパイプを使うのだが、差し込まれる部分はガトリングを突き刺し切るくらい長さに余裕を持たせた。ここで重さを耐えてもらわなければならないからだ。
持ち手の部分はかなり細い円錐なのでコーソーボードで作るのは難しいと思いスタイロフォームで形成。周りはエナメル生地で覆った。
根元の装飾部分。コレは全てコーソーボードをカットして形成。細かく部品を作っても瞬間接着剤でしっかり付くのでやりやすい。
つなぎ目などはライターで炙ったり、ヤスリで削ってなめらかにする。
⑥全体途中経過
ここまででようやく形ができた。枝の部分のトゲなど細かい部分を除いて完成。塗装前はこんな感じになりました。
⑦塗装
基本的にコーソーボードでできているので、このまま塗装してしまうと色が吸収されて沈んだ感じになってしまう。そこで一度ジェッソと言う下地材を塗ります。
乾いたらヤスリをかけて表面をツルツルにします。この作業が丁寧な程、仕上がり綺麗になります。一通りジェッソを塗ってこんな感じ。
しっかり乾かして、まずベースに黒スプレーを塗ってから仕上げにシルバースプレーをして塗装完了。
塗装が終わったら、各パーツを組み立てて完成。
コレが高橋工房作のガンランスです!
光ります!
折れます!
高橋気に入ってます。
☆etc…楯
ガンランスは武器と楯で1セットだと言う。
そこでさらに楯を製作。
費用を抑える為に厚さ3cmのスタイロフォームを重ねて作ることに。接着面が切り出しの時にやっかいとなるので本当は一枚板で切り出すのがベストです。
今回は設計無しでスタイロフォームに直接設計&下書き。
これをまずスチロールカッターでおおよその形にカット。
細かい部分はカッターで切り出して行く。カッターでの作業が丁寧だとこの後のヤスリがけが楽になる。
左右がほぼ対照になるように仕上げていく。
カッター作業で曲面を作るのが限界になったらヤスリがけ。
表面をできるだけツルツルにする。
そして、楯はスタイロフォーム丸出しで仕上げるので強度を付ける為にラテックスと言う素材を塗る。
これはゴムの液状の素材で、最初白いのだが乾くと輪ゴムのような素材になり、スタイロフォームの崩れを防いでくれる。
良く乾かしたら塗装。まずダークグリーンを塗り、
軽くシルバーを吹きかけ、
真ん中部分はコバルトのペンキを塗り、
最後はライトグリーンで全体を整えた。
裏側は持ち手を付けた。ラテックスが塗ってあるから多少ネジが利くようにはなるが、それではもろいのでしっかり接着剤で付ける。
そして完成。
これがガンランスの楯である。
ガンランスと楯のセット。
そして納品。
古坂大魔王さん自前のコスチュームを着てもらい、記念撮影。
そして古坂大魔王さんにお願いした音を頂き、物々交換完了。
こうして高橋工房のガンランス製作生活が幕を閉じたのでありました。
いかがでしたか、高橋工房のガンランス製作日記。ガンランスは2m近くありかなり大っきい作品でして、それなりの苦労がありましたが、それ以上に自分を大きくしてくれたと思います。
古坂大魔王さんに作ってもらった音楽もとっても素晴らしいものでしたし、ガンランス製作、やってよかったー!と思いました。