詩「失望の別名」 | 線維筋痛症などの難病で闘病生活だけど、愛犬のキャバリアに癒される文学好きな私の日常
*2015年(H28)頃!?に書いたものを
少し手直しして再掲。
この気持ちは
失望と呼ぶにふさわしいだろう
出来ないから やらないのではなく
やりたいのに 出来ないのだ
身体が鈍く鉛のように重く
四肢のあちこちからは
見えない透明な血を流し
悲鳴をあげ続けている
赤い血が出るわけでも
傷があるわけでもなく
誰も彼も気付くことはない
世界中の誰一人とも分かち合えずに
私は私の中にある私にしかわからない
果てしない宇宙のような
痛みに朽ちてゆく