こんばんはシフォンママです。
妹と姪ッ子がいわきの避難所から実家に逃げ帰京、
そろそろ落ち着いたかと思われたのも束の間、
逆に後遺症みたいなものでしょうか?
地震時と逃げてきた山道での恐怖と孤独感をひきずってしまい
毎日、涙が止まらない様子です。
あんなに命からがら逃げてきたのに、
何で都会は穏やかに日常を送っているの?
何で仕事なんてしているの?
神経質な程、一歩も外に出ません。
計画停電に振り回され、買いだめの影響で品薄な日用品。
毎日とてもいつも通りに送っているとは思えないのですが、
街が壊れた惨状を見、経験をした人にしかわからない
心の痛みなのです。
「お姉ちゃんはいつも前向き?違う、相変わらず暢気なだけよ!」
そんな風にしか映らないよね~
「命だけでも助かりたい。命さえあれば。 」
誰でも最低限願うこと。 でもそれがあると
「家が…」
家が何とか壊れずにあれば、
「水浸しで手入れがかなりかかる。」
浸水を逃れれば、
「家具や家電が壊れて使えない。」
あるご老人がテレビの取材で
「助かってよかったのか、分からない。
いっそ流されてしまった方が良かったのに。」
まだ若く、小学生の子供がいる妹でさえ、
同じことを言う。
よし!姉として喝をいれよう~!
いや、今は何も受け入れられないんだ。
ただ、聴こう。
街が壊れていく中、避難している恐怖を。
転勤先で出会った大切なお友達を置いて、逃げてきてしまった想いを。
知らない道を長時間ハンドルを握っていた孤独を。
「命さえあれば…」
は、被災者には本当は届かないのかも知れない。
石巻の親戚はまだ…