~🍄エリンギの自己紹介🍄~

結婚相談所での婚活を経て

シングルファーザーのタケオさんと

結婚しました。

タケオさんの子供 エノキくんと

新しい家族になって5年経ちました。

事務の仕事をしております。

 

詳しい自己紹介はこちらから

🍄~🍄~🍄~🍄~🍄~🍄

 

 

 

アラフィフOLエリンギですきのこ

 

もとい!

 

ミドフィフOLエリンギです。

 

誕生日を迎えまして、55歳になりましたので

アラフィフ改めミドフィフとさせていただきます。

言いにくいので、そのうち変えるかもしれませんが

ひとまず、これでいきますね。

 

ぽってりフラワー

 

親の介護の話です。
苦手な方は、ここでそっとスルーしてくださいね。

 

正直、この話を書くのは
「人からどう思われるだろう…」という怖さがあって、
しばらくブログを書く気になれませんでした。

批判もあるかもしれませんが、
できればフラットな気持ちで読んでもらえると嬉しいです。

 

 

以前、姉と二人で父の介護施設を見学に行ったことを書きました。
今日はその続きです。

 

 

 

 

見学から2日ほど経ったころ、
業者のMさんから「どうされますか?」と連絡がありました。

正直、
どちらの施設もよくて甲乙つけがたい。

でも、1つは空き部屋が1室のみ。
決めるなら早めに、という状況でした。

一方で、父は
「今すぐ入りたい」わけではありません。
気持ちはあくまで「いずれは……」。

 

 

Mさんから
「一度、お父さん本人を連れて見学して決めては?」
と提案がありました。

姉と相談して日程を伝えると、
「そこまで待てない」
「今回はお父さんがメインだから、付き添いは1人でいい」
という流れになり、私が同行することに。

指定日は平日。
有休を取ることになりました。

会社では、
親の介護で休む可能性があることを上司に伝えていて、
その点は本当に助かっています。

 

 

見学まで10日ほど。

実家の手伝い当番の日、
姉が施設見学の話をすると、父はやはり、

「まだ入る気はない」

と一言。

「とりあえず行ってみるだけ」と説得しても、
父はすぐ忘れてしまうので、
カレンダーに予定を書いてもらいました。

前日にも実家に電話。

「決めるわけじゃないよ」
「外出も外泊もできるし、家が二つあると思えばいいよ」

何度も、何度も伝えました。

 

 

 

見学当日。

Mさんが自宅まで迎えに来てくれて、
一緒に施設へ。

空いている部屋に通されると、
父はぽつりと、

「お母さんのところと、似てるなぁ」

と、なんとも言えない表情。

 

母は特別養護老人ホームに入所しております。

 

 

そのあと、Mさんの“説得タイム”が始まりました。

「娘さんたちを安心させるためにも」
「一度入ってみませんか」
「嫌ならやめればいいですし」
「家が二軒できたと思えばいいですよ」
「ここに入れるのは、これまで頑張ってきた証拠ですよ」

……まるで営業のクロージングのよう。

私は正直、どうしたらいいか分かりませんでした。

それでも、
「一回挑戦してみたら?」
「お母さんの施設もすぐ近くだよ」
「一緒に面会に行けるよ」

「まだ元気なうちに、空きがあるうちに決めておいた方が

ホンマに必要になった時に入れなかったら困るし、、」

など、そんな言葉を重ねてしまいました。

 

 

 

父が一番気にしていたのは、
お金のことと、同居している兄のこと。

お金については、
「今も私が管理しているし大丈夫」と伝えました。

兄については、
「お父さんと一緒だと、兄は何もできないまま」
「自立できる、最後のチャンスかもしれないよ」

そう話しました。

父と兄は、
お互いに寄りかかりすぎている関係。
それが苦しいのは分かっているけれど、
誰も何もできないまま、ここまで来てしまった。

 

 

 

しばらくして、父がぽつりと、

「そしたら……入ってみようかな」

と言いました。

その瞬間、
正直「よかった……」とホッとしました。

こうして、入所の話が進むことになりました。

 

 

 

ただ、その施設は大手ということもあり、
空室を出したくないのか、
手続きはかなり急ピッチ。

すぐに
かかりつけ医への「診療情報提供書」の依頼、
ケアマネさんへの連絡など、
慌ただしく動くことになりました。

 

 

かかりつけ医に連絡しても、病院側がすんなり受けて

くれなくて、難儀しました。ツライ

 

 

その日の夕方、
たまたま普段会ったことのない宅配のコープさんと
話す機会がありました。

父が食品を必要以上に頼みすぎる件について、
実はコープさん側も
「家族と話したい」と思っていたそうで。

頼みすぎないための具体的な対策を、
いくつも教えてもらいました。

——そんな方法があったなんて。

今になって知って、
「もっと何とかなったのでは?」
という後悔の気持ちが、静かに芽生えました。

 

帰りは、夫タケオ氏が迎えに来てくれて、
実家の用事を済ませて帰路へ。

ところが、時間が経つにつれて、
私の中に後悔の気持ちが湧いてきました。

 

「これでよかったんだろうか……」
「見学だけのつもりが、無理に決めさせたのでは……」

 

帰りに寄ったサイゼリヤで話しているうちに、
涙がこみ上げ、

車の中では、
子どもみたいに声をあげて泣きました。

タケオ氏は何も言わず、
ただ黙って運転してくれていました。

 

 

 

夜、姉に一連の報告をすると、
施設大賛成派の姉は、

「まぁ、仕方ないんちゃう?」

という反応。

……でも。

業者に説得される父の姿を、
その場で見ていたのは私。

 

「なんでこんなに辛い現場に立ち会うの、私なんよえーん

 

そんな思いが、
頭から離れませんでした。

そしてまた、
夜眠れない日々が始まりました。

 

つづく。

 

 

 

 

 

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