夜に星を放つ/窪美澄 | チャカイのブログ。

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本とマラソンと妄想に生きる。

直木賞受賞作ですね。

短編集で、星の名前がそれぞれの作品の題名になっています。

哀しいのではなくて、物哀しいというのが感覚に合ってました。


好きだったのは「湿りの海」。いや、星の名前タイトルじゃないじゃん。笑

星がテーマになってるのね。わはは。


妻の浮気で離婚し、妻と3歳の娘はアメリカアリゾナ州に転居。

いまはひとりで過ごす男。オルフェウスの神話が出てきます。

妻を返してもらうが、決して振り返ってはいけないという話。聞いたことあります。

隣の部屋に越してきたシングルマザー。自分の娘と同じ歳くらいの娘がいる。

ひょんなことから、仲良くなり、3人で海に出かけるも大雨になる。

実の娘とは、週に一度FaceTimeで通話できることになっているが、体調を崩しているのか話ができないことが続く。

シングルマザーと仲良くなっていくが、その娘の太ももに大きな赤いアザを見つける。


救いがないというか、虚無感があるというか、

でもどこかに少しだけ光が見えるのがこの短編集の特長です。

窪さん作品は二作目ですが、なかなか好きかもしれません。