キミの傍にいられる

キミの傍で同じ時を刻める


それだけで凄く幸せ




キミの傍にいられる

キミの傍で同じ時を刻める


それだけで凄く幸せ




激しく脈打つ鼓動も

一秒を刻む針も

流れゆく「今」も



かけがえのない

キミと僕の時間




キミの傍にいられる

キミの傍で同じ時を刻める



同じ空間で

同じ物を見て

同じ音を聞いて

同じ様に感じて



それが凄く嬉しい




キミの傍にいられる

キミの傍で同じ時を刻める


それだけで凄く幸せ
今日、懐かしい人に会った。
彼女が私の勤めている病院を去ってから、まだ半年も経っていないというのに、もう随分長いこと別々の日々を送っているような気がした。

彼女は私の後輩で(とはいえ、一回りも年上なのだが)近所に住んでいる看護助手だ。

私の職場はシフト制なので、毎日違う顔ぶれで働いているのだが、勤務が同じ日は、彼女は特別私のことを可愛がってくれた。

多分私が他の誰より頼りなく、上司に目をつけられ、ほんの些細な事で人一倍説教をされている事を彼女は気づいていたのだろう。そして、面倒見のいい彼女は、そんな私を放っておけなかったのではないだろうか。


今日は夜勤明けで、仕事の帰りにジャスコに寄った。
仕事で使う小さな時計の電池が切れたので、その電池交換と冬物の洋服を買うためだ。
時計屋で電池交換を済ませ、今冬流行るであろうファーの付いたベストを物色し、自宅にさしかかった時、懐かしいその彼女は現れた。

「あ、キヨミさん!」
声をかけたのは私の方だった。

「キリちゃん!久しぶり~。元気?仕事の方はどう?」
相変わらずの元気な声。

私は慌てて原動付き自転車から降り、サングラスを外す。
マンションから出て来た、よそ行きの格好をしたキヨミさんは今、近くの老人施設で働いているそうだ。
どんな場所においても態度を変えずに、自分に真っ直ぐなままいる彼女が、そこで働いている姿を想像するのは容易なことだ。

たわいもない会話を少しだけしてから
「ごめ~ん、今友達と待ち合わせしてて。今度飲みに誘うね~!」

そう言って彼女は走り去っていった。
きっとまたいつか、私たちは突然会うのだろう。そんな気がして仕方ない。
その時はもう少し、話がしたと思う。




★fin★
雲に隠れたお月様

時の彼方のキミの影


僕の知らない思いでと

キミの知らない夢の後


泣き出しそうな空色

崩れそうな風色


心の中で叫ぶ名は

いつも決まった音


あいたくて

キミにあいたくて


だけど世界は雲の影

夢の続きは空の中


ゆらゆら浮かぶ金の幻

さらさらそよぐ銀の幻


夜に流れる言葉

月の音 風の声 キミの夢
1000年前の記憶が甦る


現世(イマ)が幸せ過ぎて

もう長いこと忘れていた記憶


1000年前の過ち

幻(ユメ)を追った故の罰


あの時見上げた夜空の月は

今も輝いていて


二度と幻などみないと


私はこの光に誓った事を

永久に貫こうと決めた事を


いつしか破っていたんだね


繰り返し読みたくもない物語

綴ったのは私で


だからしまっておいたのに

ずっと閉じておいたのに


気づかぬうちに

扉を開けていたんだね


現世(イマ)になってあの幻が見えて

幻の記憶が溢れてきて


まだ間に合うかな


お願いお願いお月様


私を現世(ココ)に居させて

あの幻に連れてかないで


還りたくない

還りたくない


また幻を置いていくから
僕はこの夜を見上げ

あの日みた月に似た

少し欠けた白い光を

すごくすごく

愛しいと思った



僕はこの夜を見上げ

あの日隣にいた君が

儚く優しい月のようで

すごくすごく

切ないと思った



君が居れば

僕は独りじゃなかった



君が居れば

僕は寂しくなかった



君が居れば

僕は幸せだった



君が居れば…

ただそれだけでよかった



愛しい愛しい



僕の月