2年の3学期になった今


なんか急に理佐がモテ始めたの


ファンクラブまで結成されてるんだよ?


彼女いるのに…





私はいつも通りに理佐と登校する
でも、一つ変わったことがある



それは…




女「理佐ちゃん!これ受け取って!」
女「理佐先輩!これどうぞ!」



最近はずっとこうなの。

理佐がモテるのは嬉しいけど、少しは私にも構ってよ



理「ありがと」


理佐は優しいから受け取っちゃう
彼女の前でも。



ね「はあ…」
て「どうしたの?ねる」
ね「あ、てっちゃん」
て「あ、さては理佐だね?」
ね「う、うん」



なんだろ。てっちゃんはバカなくせに私の心が読めるみたいなの


全部てっちゃんに打ち明けた



て「まぁ、理佐バカだけど。スポーツできるもんね。かわいいとかっこいいの両方を兼ね備えてるからなぁ」
ね「そうなのよ…」
て「いわゆる嫉妬ってやつですな」



私が嫉妬??なにそれ、私らしくないじゃん



私はてっちゃんから言われた嫉妬という言葉がやけに気に入らなかった


そのせいで、理佐を避け始めてしまった


朝も何かと理由をつけて一緒に登校しない
下校もてっちゃんと愛佳に事情を話して一緒に下校してる



でも、理佐はいつもと変わらない
朝は他の女子達からもらった手紙やら何やら両手で抱えながら持ってくる


下校も他の女子としてるし。




もういいよ。理佐なんか知らない。




理佐を避けてから1週間が経った


愛「ねえ、理佐可哀想じゃない?」
ね「いいし。理佐なんか知らない」
愛「知ってる?理佐泣いてるんだよ?」
ね「え?」


理佐が泣いてる?なんで?


愛「ねるは私の事が嫌いになったって泣いてるんだよ」
ね「そんな訳ないじゃん」
梨「私この前見たよ、トイレで1人で泣いてたの」
茜「私は欅公園で、ぼーってしてるところ見たよ」
て「私は…見てない」
ね「てっちゃんは置いといて。でも、それが私だって決定したわけじゃないじゃん」
愛「でも、私のは確実」
梨「私も合ってると思う」
茜「私も」
て「まあ、とりあえず、仲直りしよ?」


みんなから言われるけど、理佐は今の方が幸せそうに見える

毎日他の女子と仲良く話してるもん

ほら。今も



だから、もういいんだ



ね「もういいの」



その一言だけ言ったらみんなは分かってくれた



これで良かったんだよね…

そう言い聞かせる自分がいる





でも、ある日事件は起きた






ー続ー