今日は保健所の犬の繁殖業者の立ち入り検査に同行してきました。
こちらは昨年の秋ごろから当団体が関与している繁殖業者です。
昨年の11月末に、犬の保護団体のご協力により、犬の引き取りを行いました。
本来、犬の引き取りだけでは根本的な解決にはなりません。そのことは重々承知しています。
解決に向けて行政に主導していただきたいと、何度も話し合いを行いましたが、行政との考え方に解離があり、解決に向けては遅々としてすすみませんでした。
寒い冬になる前に何とかしたい。
最終的には告発かとも悩みましたが。
少しでも行政に関与してもらうために、動物愛護協力団体である当団体へ犬の引き取り依頼書のようなものを出すことは出来ないかと提案したところ、そこは問題ないとのことで公印が押印された依頼書を発行していただきました。
そこで、繁殖業者側と当団体との間で犬の所有権の放棄と譲渡条件についての誓約書を交わすことにしました。動物愛護法に基づいた飼育を行うこと、最終的に残すことになってしまった15頭をこれ以上増やさないことを約束して、署名、捺印をしましたが。
その後の立ち入り検査では、余り改善がみられず、さてどうしたものかと悩み。
誓約書を元に、民事告訴とも検討していましたが、今日の立ち入り検査では、積み重なっていたケージも平置きになっており、当初に比べてかなり改善されていました。
とは言え、立ち入り検査後には、果たしてこの対応の仕方で良かったのかとモヤモヤした気持ちにはなります。
ただ今は3ヶ月毎の立ち入り検査に同行して、現状を確認し、最後まで責任をもって関わって行かなければいけません。
そして、当初に比べて行政もしっかり対応してくれるようになりました。
保護団体だけでは出来ないことがあります。
行政だけでは出来ないことがあります。
お互いに歩み寄り、少しずつでも出来ることを続けていくことが大切なんだと思います
「人と動物とが共により良く暮らすために」
確かに綺麗になっております。
が、
繁殖業というもの自体に革新がおきないことには。
ペットは買うもの?飼うもの?
共に暮らす家族ではないでしょうか。