阪急うめだ本店 で開催中の
”リヤドロ展” に行ってきました。
1953年、スペインのバレンシア近郊で
リヤドロ3兄弟が自宅の中庭で窯を作ったのが始まり。
今年は創業60周年という事で 記念作品はもちろん
美術館に収められているような作品も展示されていたので
普段お目にかかれないような物がいっぱい!
優雅なひとときでした
Queen of the Nile (75×160cm)
”リアドロ史上最高傑作” とのこと。
構想から形になるまでに5年
彩色に400時間
パーツの組立てに150時間が費やされました。
気の遠くなるような作業です。
パーツは380個!
1つ1つが細かくて素晴らしいし
一面にエジプトのデザインが施された スキのない装飾。
お値段は 1700万円を超えます
シンデレラ~王宮への一歩 (65×116cm)
王宮に到着したシンデレラが
かぼちゃの馬車から一歩足を踏み出した瞬間。
メルヘンの世界です
”コーチ” とは馬車のこと。
中にはちゃんと女性と男性が座っているんです!
余談ですが、馬車は目的地まで人を運ぶことから
”目標を達成させる人” を ”コーチ” と呼ぶようになったそうです。
ロシア、エルミタージュ美術館の所蔵。
バレエへの情熱 (高さ 81cm)
ごくごく淡い色彩ですが、とても清らかで美しいです。
バレエをモチーフにした作品もたくさん作られています。
アリオン~美しき調べ (62×77cm)
神話の世界。
竪琴の名手、アリオンが襲ってきた海賊の手から逃れ
不思議な海の生物によって救われた場面。
全体的に躍動感があるのですが
なぜか静かで穏やかな雰囲気も感じられ
竪琴の音色が聴こえてくるような気がします。
今回、私の1番のお気に入りです
ベネチアンカーニバル (57×37cm)
舞台のワンシーンのようで、ドラマティック
元は色の付いた作品があって
それを ” リデコバージョン” にしたものだそうです。
リデコ (Re-Deco) は 白、黒、グレーのモノトーンのポーセリンに
プラチナで彩色したもの。
プラチナ部分の細工がとても繊細で美しいです。
Happy Anniversary (32×21cm)
これも リデコバージョン
とてもロマンティックな造形です
色付きよりもこのスタイリッシュな方が
場所を選ばず 映えそうですね。
蓮の上のガネーシャ
ヒンドゥー教の神様 ガネーシャ
20cmぐらいの可愛い神様。
蓮の花びらがとっても薄くてきれいなんです
日本向けには雛人形や五月人形、仏像も作られていますし
タイの伝統舞踊の人形もありました。
世界中のいろんな文化を網羅しているんですね!
他にもアーティストとのコラボ作品で
驚くほどポップな作品も・・・
「これぞリヤドロ!」 という作品だけでなく
幅広くいろんなことにチャレンジし続けているのですね。
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スペインから
フラワーアーティストの方が来られて製作実演。
15歳からリヤドロに入り、39年間お花を作り続けています
とっても細かい作業です!
焼き上がるとこんな作品になります。
いろんなお花が 目の前で次々出来てあがっていくのが楽しくて
かなり長い時間 張り付いて見ていました
もう少し早くアップできればよかったのですが
残念ながら今日(6月10日) で 展示会終了です。