虹色の Petit Bouquet

虹色の Petit Bouquet

大阪市のカリグラフィー教室 ”アトリエ Petit bouquet"(プチブーケ)のブログです。
カリグラフィーの事☆日々の出来事☆心ときめくもの・・・
様々な事を小さなブーケに束ねていきます♪


テーマ:
京都府大山崎にある "聴竹居" へ行ってまいりました。

1928年(昭和3年)に建築家 藤井厚二さんの私邸として建てられた環境共生住宅。
その先進性が認められ 2017年に重要文化財に指定されました。

天皇皇后両陛下もご来訪されています。
テレビでご覧になった天皇陛下のご希望だったそうです。


その先進性とは!?

1. 自然エネルギーの利用
    気候観測を重ね、日照時間や方位なども考慮。
    外気を地中から取り入れ、家全体を風が通るシステムで夏は涼しく冬は暖かい。

2. 和洋を統合したモダンデザイン
    数寄屋造りを基本とした自然の建材を使用する一方、アールを駆使したオープンな空間は欧米のモダニズム。
    着物での生活にも配慮されています。
    広い床の間にはピクチャーレールも。

3. 生活のトータルデザイン
    庭の設計、家具や照明、絨毯、時計なども自らデザイン。
    敷地内の窯で陶器も作っていました。


ボランティアガイドの方が 細部にわたるまで妥協なく理想を追求した部分を丁寧に解説して下さいます。
90年前とは思えないアイデアの数々に驚きの連続!
次女の方は、引っ越して初めて ここが居心地が良かった事に気付いたとか。


内部の写真は載せる事が出来ませんが
アプローチと外観をお見せしますね。

この階段にも工夫とこだわりが詰まっています。





藤井厚二(1888〜1938年)
広島県福山市の裕福な老舗の造り酒屋に生まれる。
東京帝国大学で建築を学び、卒業後は竹中工務店に勤務。
6年後退職し 住宅研究のため欧米諸国へ。
翌年帰国し 京都帝国大学で教鞭をとる。


帰国後自らの環境工学に基づく理論の検証を目的として自宅を建てます。
生涯5軒の家を建てますが、"聴竹居" は最後の5軒目、集大成です。

大工さんは 伊勢神宮の遷宮にも携わる宮大工。
毎朝毎朝 お互いの意見を激しく戦わせていたそうです。

造り酒屋を継いだお兄様の援助があり、資金の心配なく次々と理想を形にしていけるのは さぞかし楽しかった事でしょう。


古くて貴重な建築物が、メンテナンスの大変さから次々と壊されているのですが、聴竹居は竹中工務店が管理・保存しています。

若い頃6年しか在籍していなかった藤井厚二さんのご自宅を企業がこうやって守って下さるのは素晴らしい事です。


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見学は完全予約制なので、行かれる場合は事前にHPから予約を入れて下さい。
ここを愛する ボランティアガイドの方が丁寧に説明して下さいますよ。
"聴竹居"


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"聴竹居" の後は大好きな美術館  "大山崎山荘美術館" へ!
次の記事で。

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