「昭和の女性活動家」的なイメージが損したのでしょうけど。 | 山科薫マニアックな世界を楽しみましょう

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私は蓮舫さんに投票をしたくらいなので、彼女に対する悪印

象は全然ありません。ただしまあ、惨敗というか、負け過ぎ

といえる結果でして、本人が立ち直るまで、時間がかかるで

しょうね。

 

蓮舫さんに対しては、「大嫌い」と思う人が一定数いること

は、メディアで分析されている通り確かなのでしょう。損も

しています。

 

イメージとして、「昭和の女性活動家」という感じがします。

昭和の半ば頃には、「ウーマンリブ」なんて言葉もありまし

た。「女性解放」への声が大き過ぎて、過激でもあったため

の揶揄表現でした。

 

そして、市川房江さん、平塚雷鳥さんといった人を映画化か

ドラマ化するなら、蓮舫さんは役としてピタリとはまるイメ

ージがあります。

 

ただウーマンリブと呼ばれた人たちの声高な主張の仕方は、

当時子供として見ていた記憶がありますが、今思い出しても、

あれを「生意気」とか「女のくせに」と言っていた当時の中

高年男性はバカです。しかし一方で彼女たちについて、「余

裕がなさ過ぎる」と感じたことも、確かです。市川房江さん

らを見ても、「戦い過ぎ」という感想はありました。

 

しかし当時は、そこまでやらなければどうにもならないほど、

男尊女卑的発想が抜けていなかったことも、確かです。なの

で少々過激に叫ばなくてはいけない部分は、あったのでしょ

う。

 

ただし今は、昭和の時代とは違います。勿論日本は世界的に

見て、「男女平等」という点で先進国の中で遅れを取ってい

るとの評価ですし、実際その通りではあると思います。しか

し昭和の時代、まして「ウーマンリブ」なんて言葉が流行っ

た時代ほどには、酷くありません。なのでもっと余裕のある

主張の仕方が充分出来るはずです。

 

今時昭和の女性活動家のようなやり方をしていたり、或いは

それとだぶるイメージの女性がいたら、生意気とかいう薄っ

ぺらな言葉は出て来ないまでも、「痛い女性」、妙な痛々し

さを感じさせてしまうでしょう。

 

蓮舫さんは、本当は誠実で人柄は良いのだと思います。冗談

も、理解する人かもしれません。ただ上記したような昭和の

女性活動家の姿とイメージがだぶってしまうところが、「痛

さ」を感じさせてしまうのかもしれません。

 

これから、ついてしまっている妙なイメージと、どう付き合

うかですよね。払拭するのもありですが、逆利用する手も、

ありだとは思いますが。