たとえ戦前の馬鹿げた社会においてもあそこまでのバカ学生の存在は非現実的!(笑)。 | 山科薫マニアックな世界を楽しみましょう

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NHK朝ドラの話です。意外と面白いので、見れる日はまず

見ています。戦前から戦中の話になると大体において暗く

あまりに展開が狂気的過ぎて嫌な気持ちになることが多い

のですが、今回はヒロインのキャラクターのせいかさほど

嫌な気持ちにはなりません。

 

ただしどうしても、酷過ぎるというか低レベル過ぎる登場

人物というのは、必要になるのでしょうか?

 

本日ですが、女子部の学生たちが行なう法廷劇を邪魔しに

来たバカ学生たち。前から嫌がらせばかりをしていますが、

現実的にどう考えても、ありえないですね。

 

何故ならこの学生たち、「お前ら女に弁護士なんかなれる

わけないだろう」とのたまわっているけど、それ以上にこ

んなことやっていては自分たちもなれないことが明白だか

らです。

 

街のチンピラならともかく、自分たちも司法試験という難

しい試験に合格しようという者たちです。女子部を虐めて

いる時間があったら、自分たちの勉強をするでしょう。と

いうか、自分のことで精一杯になると思います。

 

何かで口論になった時に「女のお前に何がわかる」みたい

な論調になることは、昔ならよくあったことでしょう。し

かし法廷劇をやっている場所にわざわざ破壊行為に行くな

んていう小学生レベルのことを、優秀な大学生はまずやら

ないでしょう。無駄な行動過ぎるからです。たとえ女性を

バカにする気持ちがあったとしても、無視するだけだと思

います。まずは自分が試験に受かることの方がはるかに優

先だからです。またそう考える人しか入れないのが、当時

のエリート大学生だからです。

 

さらに考えてみれば、たとえ女性差別の考え方を持ったと

しても、司法試験に女性の合格者がいなくて自分も不合格

になるのと女性の合格者が出る代わりに自分も合格するの

と、どっちを選ぶかです。それはほぼ間違いなく後者を選

ぶはずです。

 

なのでたとえ戦前のいびつな社会であっても、ハイレベル

の大学に通う学生があのような行動をすることはありえま

せん。まあドラマに誇張はつきものですけどね。しかもこ

ういうバカ学生が良い思いをする展開にはならないでしょ

うから、まあ気楽に見て良いとは思いますが。