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昨日、朝ドラの民事裁判について書きましたが、当然ながら妻が所持品

を暴力夫から取り返せるという判決が出ました。

 

この物語の展開は当然のこととして、もう少し戦前に理不尽な男尊女卑

民法について触れます。確かに、びっくりするような狂気法令が色々

あります。しかしドラマを見ていて気が付いたのは、法律の要項に多くのスキ

があることです。

 

 

男尊女卑法則や女性の権利の矮小化に関する要項がどんどん出て来ます

が、いちいちそれの理由付けをし、「特別な場合を除き」との但し書き

もあります。となると、その理由付けに当てはまらない場合は、男尊女卑の原則

から外れて、特殊ケースになります。なので当てはまらないと判断される要素を

3つくらい挙げれば、女性の権利はその条項について大きく拡大します。

 

それでも参政権などは法律そのものを変えなければいけませんが、家庭に関しては

全く別です。たとえば「女性は無能力者」とか「夫は妻の行動を管理する権限

があるが、妻が夫の行動を管理する権限がない」ということだったそうですが、

法律においては常に「権限」と「責任」がセットになります。

 

なので夫婦において上記の法令があるのでしたら、夫が犯罪なり不始末を働いて

も、妻の責任は皆無です。何故なら、夫を管理する権限がないのですから、当然

責任も生じます。逆に妻が悪事や不始末を働いた場合、夫に責任が生じます。

何故なら、管理責任の放棄になるからです。夫も共同責任に近いものが生じます。

 

まあだからといってそれが男女同権かといえば程遠く、女が低く見られることに

変わりはありません。単に得をすることがあるというだけです。

 

また、戦前にも独裁的な女性は、いました。夫をさておいて組織の中で

常に我が物顔でいばり、思う通りに動かしている女性がいました。ではこれが

妻として越権行為かというと、そうなりません。夫が「妻は賢いし仕事に

関しても精通しているので、全ての判断を妻に委ねる」と言う同意書があ

れば、妻は独裁者でなくなります。

 

その妻が「私は夫の『全ての判断を委ねる』という命令に従っているだ

けの貞淑な妻です」と開き直れば、妻の横暴は夫の趣旨として通用してし

まうからです。

 

理不尽な社会制度は、ドラマの中に多数出て来ます。しかしよく見ている

と、かなりスキのある法令でもあります。なので女性たちが法裁判で

勝てる要素があちこちに散りばめられています。その辺、注目です。

今日の朝ドラ

 

 

 

 

 

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