紫式部より清少納言の方が全然面白いと思います! | 山科薫マニアックな世界を楽しみましょう

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現在のNHK大河ドラマは、紫式部が題材になっていますね。

というか、紫式部に焦点が当たっています。

 

それについてケチをつけるつもりは全くないし、恐らく様々

なアレンジが成されると思います。吉高由里子さんも、私は

好きです。

 

なので大河ドラマとは全く関係なく、断言します。紫式部よ

りも清少納言の方が、全然面白いと思います。さらには、物

語にするには、適していると思います。掘り下げることが、

出来ます。

 

紫式部は基本的に藤原道長という権力側の人間に後押しされ

ているだけに、人生は安定していたようです。波乱は、あま

りないと思われます。だから逆に、『源氏物語』という波乱

に満ちたフィクションの名作が書けたのだと思います。そし

て彼女自身のエピソードは、少ないです。

 

逆に清少納言は、藤原道長にいびられまくった中宮定子の補

佐をしていたので、反骨精神が旺盛です。『枕草子』は、宮

廷内部の様子や権力を、思い切り皮肉り倒しています。情感

と共に、諷刺にも富んでいます。

 

そして彼女は、長生きでした。老年についても、エピソード

が入り組んでいます。最後まで意気盛んで元気だったという

説と、逆に落ちぶれてしまったという説に、分かれているよ

うです。それだけ謎が多く、しかもファンとアンチに二分し

ていたということでしょう。彼女自身が非常に個性的だった

証拠です。

 

ルックスにしても、同じかと思います。紫式部が吉高由里子

さんのように美しかった可能性は、ゼロです。ただし醜かっ

たわけでもなく、ごく平凡な顔立ちだったでしょう。

 

清少納言も不美人だったように言われていますが、実際はわ

かりません。自分で「私は馬面で器量は良くない・・」など

と書いていますが、本心とは思えません。

 

むしろ、丸顔が美人とされる風潮に、真っ向から反発してい

るように思えます。まあ、面長だったのでしょう。そして目

鼻立ちがはっきりしていて、自己主張の強い顔立ちだったと

思われます。男装が似合ったという逸話も、あります。

 

となると、今ならむしろ典型的に美人です。女優だと、水野

美紀さんのような顔立ちだったのではないかと思います。な

ので清少納言を題材にしたら、躍動的に描けると思います。

彼女を主人公にした小説は、書いてみたいですね。