昨夜の中日ドラゴンズVS横浜ベイスターズの試合、最後で辛
いシーンが続いてしまいました。
試合結果としては18対2で横浜が勝ったのですが、8回まで
は8対2でした。9回表に今季初登板の中日の近藤投手が10
点を一気に取られたのです。
その間、近藤は1人で投げ続けました。いわば、晒し者状態で
す。しかしそこで、球場が思わぬ状況に転じます。
観客席が、近藤への大声援に包まれたのです。近藤への応援で、
球場が1つになりました。同情というより、悲惨で辛い状況の
中、頑張って投げ続ける近藤への、素直な励ましです。これを
「プロの試合の光景とは思えない」などと格好つけてほざく奴
もいますが、素直に感動的な光景です。
そして試合後、相手チームである横浜ベイスターズの勝利投手
バウアーが、まず自分のことを後回しにして、「どんな良い投
手でもこういう日はある。前を向いて頑張って欲しい」と熱い
エールを送ってくれたのです。
バウアー、ありがとう。本当に、素晴らしい人格です。そして
その言葉通り、近藤にはこの経験を糧として、頑張って欲しい
ものです。