日本で等級名として「松・竹・梅」を使うようになったのは江戸時代の遊郭が最初でした! | 山科薫マニアックな世界を楽しみましょう

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松・竹・梅は、めでたさを表わすものとして、慶事でよく使

われます。

 

松と竹は冬でも青々としていますし、梅は寒い時期に花を咲

かせますので、強さの象徴であると同時にめでたさの象徴で

もあるのでした。

 

中国でも日本でもこの3つをめでたさの象徴として使ってい

たのはかなり古くからなのですが、日本でこの3つにも格付

けをするようになったのは、江戸時代からです。発端は、遊

郭でした。

 

それも江戸ではなく大坂や京都の遊郭で、「松」は最上級の

「大夫」を、「梅」はすぐその下の「天神」を、そして「竹」

は一般的な遊女である「鹿恋(かこい)」のことを、指した

そうです。

 

今と違い、竹より梅の方が上だったのです。理由は、天神様

である菅原道真が可愛がっていた梅が九州の大宰府まで飛ん

で行ったという伝説があるからだそうです。

 

やがて江戸にまでこの呼び方は広がり、さらには料理の「特

上、上、並」を表わすのに「松竹梅」を使うようになります。

それも、江戸時代が始めでした。そして料理に関しては、等

級が松竹梅の順になったそうです。

 

ただし何故その順位になったかというと、単に語呂が良い。

「松竹梅」が一番発音しやすいからという、単純な理由だっ

たそうです。