石器時代から縄文時代前期まで、日本人はナウマンゾウを狩
って食べていました。食べ尽くし、絶滅させてしまったという苦い
歴史があります。
ナウマンゾウの化石は、長野県野尻湖の遺跡をはじめ、多くの
場所で見つかっています。そこから、ナウマンゾウの大きさまで、
判断できます。
ナウマンゾウは、大きいもので肩までの高さが3メートルくらい。
体重は4~5トンくらいにもなりました。この大きさのゾウが、た
くさんいたのです。
これだけの大きさのゾウを狩るのは、大変です。小さな落とし穴
をいくつもつくり、ゾウがそこに落ちては上がり、また別の穴に落
ちては上がり、また別の穴に落ちる。そんな風にして弱らせ、最
後は仕留める。何とも残酷ですが、生存競争の厳しい太古の昔
の話です。ただ何より狩りに必要とされるのは、チームワークで
しょう。
そしてナウマンゾウ1頭を4トンとした場合でも、食用になるのがお
よそ2トン。1人が1キロ食べたとして、2000人分です。これを食べる
のも、チームワークです。多人数で宴会風に食べていたものと思わ
れます。硬いでしょうから、鍋で煮込んで、すでにあった果実酒を
飲みながら、わいわいやっていたものと思われます。
その辺のことを解説したのが、こちらの動画です。
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