新潟県十日町地方は、豪雪地帯です。冬は地面が真っ白に覆
われるのが通常です。
ところが例外だったのが、明治24年の冬でした。赤い雪が降っ
たというのです。人々は当然ながら、パニックに陥りました。
学者がその赤い雪を採取して、成分を調べたそうです。するとそ
の赤の正体が、判明しました。
雪の中に、赤い虫が無数に含まれていたというのです。そのた
め白いはずの雪が、赤く変色して、地上に降って来たということ
なのでした。
雪を赤く変色させてしまいほどに凄い数の赤い虫が、大気中を
飛んでいたのです。その虫の正体は、記録として残っていませ
ん。何故大気中に無数にいたのかも。この現象は、明治24年
のこの冬だけだということです。
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