男尊女卑か女尊男卑か?平安時代の高級貴族の夜這い方式 | 山科薫マニアックな世界を楽しみましょう

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平安時代の貴族、特に高級貴族の恋愛の仕方は、「夜這い」

が中心でした。

 

その方式ですが、男性が勝手に女性の部屋に入り込むという

のではありません。鍵はかけられていたので、許可をあらかじ

め取っておかないと、入れませんでした。

 

入った後ですが、高級貴族女性となると、部屋に1人でいるわ

けではありません。「女房」と呼ばれるお付きの女性が何人も

控えていて、事件がないように見張るのです。

 

もし許可していない男性が何らかの策略をして入り込んだら、

大声を出しながら道具を持って攻撃を仕掛けます。また許可

していても、その男性が危ないプレイ、暴力的行為に走った

場合には、やはり大声と攻撃の両方で止めに入ります。

 

こうした経過を経て、高級貴族の男女の営みが始まります。

女性はその中で、男性の「味見」、「品定め」をするのです。そ

して良いと思えば、翌日も入室が許されます。

 

こうして3日連続で通うことが出来たら、「結婚」が成立すると

いうわけです。これ、かなりの「女尊男卑」に、思えます。

 

ただ男性の側にも、権利がなかったわけでは、ありません、嫌

だと思ったら、翌日行かなければ良いだけです。嫌ではないけ

ど遊びに留めたかったら、3日目だけ辞退するということも、出

来ます。だから、同権では、ありますね。

 

しかし下手な怒らせ方や傷つけ方をすると、その男の悪い噂を

女房たちが宮中に流し、今のネット中傷のようなバッシングに

晒されるため、男性は心しなければなりませんでした。となると、

夜這いはやはり、女性優位かもしれません。