直接受けたわけではないですよ。朝のNHKでの「あさイチ」
の話です。歌の上達法を、やってくれていたのです。
私も歌手ではないしミュージカル俳優でもないですが、少し
だけ歌もレッスンを受けたことがあります。かなり年が行っ
てから。
高音を出す時は、「脳天に口があるイメージでそこから声が
突き抜けるように」ということを、定番のように歌のボイストレ
ーニングではやるのです。なのでそこまでは私もわかるしそ
こそこの実践は出来ます。
ただ山崎育三郎さんの場合、聴いていると脳天から突き抜
けた後でその声がまた広がって、口が脳天だけでなく後頭
部まで広がって伸びていく感じがするのです。聴いていて。
その辺のコツまではテレビでは言っていませんでしたが、た
だ遠くにいる人を呼ぶ声を参考に、というのは勉強になりま
した。
遠くにいる人を呼ぶ時の声というのは、かなりの高音でしか
も通りも響きも良いそうです。なのでその声を歌にも応用す
ると高音部やさびの部分が厚みを増すとのことでした。それ、
とても勉強になりましたね。
ならば先の「脳天にあった口が後頭部まで広がってその分
声量も増す」という彼のような声を出そうと思った時、「遠く
の人」を通り越して「青空」をイメージしてそこに呼び掛ける
感じで高音部を出すと、さらに声に広がりとツヤが出来るの
かな。と思いました。
実際『栄冠は君に輝く』を青空をイメージして、というか青空
に声をかけるイメージで歌うと、まるで違います。
尚、今日の朝ドラ、山崎さん演じる佐藤久が甲子園のマウン
ドでこの歌を歌うシーンは、涙が止まりませんでしたね。