日本の法律には、「言論の自由」というのがあります。しか
しあくまで「言論」の自由であって、「言動」の自由ではあり
ません。
誹謗中傷という単なる感情の露出は、論理性がないため、
「言論」ではなく「言動」に過ぎません。こうした理性の伴わ
ない言動は、実質法的に認められてはいません。そこには
名誉棄損であったり、強迫行為といった、逆に法を犯した
要素が常に伴いますので、責任が必要不可欠となり、その
範疇を超えると犯罪となります。
「気持ち悪い」「消えろ」といった書き込みは、「言論」の範疇
に入らないので、自由は法的に認められていません。だから
無責任にそういう理性を伴わない誹謗中傷は、どこから見て
も許されないし、自由も認められないのです。
木村花さんという人、美人レスラーということ以外実はよく知ら
なかったし、中傷の原因を作ったという番組は、聞いたことも
ありませんでした。
なので事情がわからなかったのですが、絶対的に言えるのは、
誹謗中傷した奴らが犯罪者であることです。奴らの行為は言論
と呼ぶに値しないため、「傷害罪」も適用できます。許せないで
す。被害者が亡くなった後、こいつらは書き込みを削除してい
ます。姑息ですね。
言動の主を特定することは、不可能ではないです。いつか自分
に返って来るぞ。
そして一方、政治をその理由も込めて批判するのは、あくまでも
「言論」です。安倍批判を木村花さんへの誹謗中傷と同じである
かのような書き込みをしている安倍フェチがいますが、言論と言
動の大いなる意味の違いを、わきまえてください。次元がまるっ
きり違います!