ずっと前にも書いたと思いますが、改めて強調したいので、また
書きます。もっと話題にすべきです。
1896(明治29)年、史上初の日米野球が行われました。アメリ
カにはすでにプロ野球が存在していましたが、ここで試合をした
のはアマチュアです。ヨコハマアスレチッククラブという、在日ア
メリカ人チームの中では最強でして、母国アメリカに渡ってしばし
ば試合もしていたそうです。
そのチームを迎え撃つ日本は、東大野球部。当時は第一高等
学校という名でしたが、今の東大です。
試合は、29対4で、東大の圧勝でした。在日最強チームを、コテ
ンパンにやっつけたのです。
相手は、「野球の本場」を自認し、プライドがあります。そこで他
の在日チームの優秀な選手やアメリカ在住の選手も一部集め、
選抜チームを組んで練習し、再試合を申し込んできました。
その時東大は試験中だったにも関わらず受けて立ち、またも32
対9という大差で勝ちました。その数週間後にまたその選抜チー
ムと試合をしましたが、22対6という大差で東大が勝っております。
実力の差が、歴然。特に東大の強力打線に太刀打ちできる投手
がアメリカには、皆無だあったのです。
東大野球部、強かったのです。この歴史は、もっと取り上げられ
ても良いのではないかと思うのですが。