思い通りに事を運べること、計算通りにおいてを操れること
を、「思う壺(つぼ)」なんて言います。
あまりまっとうなケースでは、使われません。罠にはめたり
誤魔化したりして上手く操る時に、使います。それもそのは
ず。元々は、丁半ばくちのイカサマから来た言葉ですから。
江戸時代、サイコロを壺に入れて振る丁半ばくちが裏社会
で大いに流行りましたが、腕の良い壺振り師なら、いくらで
もイカサマをやることができたそうです。それが、「思う壺」と
いう言葉の語源なのです。
この「思う壺」と同じことが、実はカジノで行なわれているそう
です。腕の良いディーラーなら、ルーレットでイカサマをやるこ
とができるそうなのです。ディーラーを実際にやっていたことが
ある知り合いから、聞きました。
そして、違法カジノを経営し、イカサマルーレットでぼろ儲けを
し、挙句の果てにはその取り分を巡るゴタゴタで殺人を犯して
逮捕された奴が、最近いましたね。カジノ法案が通れば、こう
いう輩がどんどん潜伏する確率は、高いです。
この犯人も、表向きは派遣会社経営の顔を持っていて、まっと
うな実業家に見えたそうです。だからこそ、政治家のパーティー
に堂々と紛れ込み、安倍昭恵氏とツーショットの記念写真を撮
ったりしてそれを武器に世間を騙していたわけです。
カジノ法案が危ないことを、安倍晋三夫人が自ら身をもって示し
てしまった形なのですね。