以前、多摩動物園に行った時、ユキヒョウに見とれました。
神秘的で動きが格好良く、顔は愛らしく、見ていて飽きませ
んでした。
高い岩の上から子供が2頭、じゃれながら落ちて、まるで受
け身のような動きをせず、背中からそのまま下の石の上に
ぶつかる形なのですが、痛そうなそぶりは見せません。何も
なかったように、じゃれ合いを続けていました。やはり人間と
は、体の構造が違うのですね。
実は背中から落ちても痛くない特殊構造の生き物の代表は、
ノミだそうです。
高くジャンプする生き物はたくさんいますが、ジャンプ率でい
えば、ノミはトップです。40センチジャンプできるというので、
自分の身長の何百倍の高さをジャンプしていることになりま
す。
ただノミは、ほとんどの場合、着地に失敗しているそうです。
というか、くるくる回転しながら跳んでいるため、着地ができ
なくて、頭や背中から落ちているそうです。
しかし表皮が分厚いため、まるで痛みやダメージがないとい
うことなのです。人間の常識では、推し量れません。