だいぶ前になります。同じ草野球チームでプレーしていた某
ベテラン声優さんの娘さんが、声優になりたいと言ってきたそ
うです。
しかし当時私と同僚でもあるその父親のベテラン声優さんは、
反対をし、娘さんは諦めたということでした。
よくある話ですが、ただその声優さんは、決して頑固親父では
ありません。
何が何でも反対!というのではなく、やや試した部分もあった
そうです。もし「家出して親子の縁を切ってでも私はやる。絶対
に声優になる」というくらいに強い決心もしていてすでに練習ま
でしているとかいうくらいだったら、無理にやめろとは言わない
ということでした。むしろ、後押しするつもりだったそうです。
反対に、あっさり諦めてしまったので、”その程度の思いなら、
やっぱり反対して良かった”と、思ったそうです。
多分このケースが、最も平均的ケースだと思います。