昭和61年に通産省が打ち出して見事にコケた「シルバーコロンビア計画」のトホホな中味。 | 山科薫マニアックな世界を楽しみましょう

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これは、バブルに差し掛かろうとしていたこの時期、老後を海外でゆったり暮らせるように、スペインやオーストラリアなどの、治安が良くて物価の安い国に「日本人町」をつくろうというプロジェクトでした。

実際、スペインの南部だけでも、1000人近くの日本人が不動産を手にしたそうです。


しかし、海外からは、「日本人は年寄りを輸出するつもりか」という批判、国内からは、「日本自体を住みやすくしろ」という批判を浴びて、コケたのです。

また、通産省及び日本政府側も、移住した人に対するアフターケアをまるで考えていないというお粗末さで、コケるのは当然です。

今では、そんな計画があったことでさえ、歴史の教科書を読んでいる感覚になりますね。