女優の川島なお美さんが、亡くなりましたね。私はこの人の
ことが特に好きだったというわけではないのですが、それで
も今とてつもなく寂しいし、ホロリとしてしまっています。
私が大学生の頃、女子大生ブームというのがありまして、彼
女はその最先端を行く女子大生タレントとして売り出しており
ました。
その後川島なお美さんは、常に何かしら話題を提供してくれ
ていて、存在感がもの凄くありました。心の中に、どんな形で
あれ、存在しておりました。
だから、この人が亡くなったのって、好きとか嫌いの問題じゃ
なくて、同級生に死なれたような、特別な寂しさと喪失感があ
るのです。
存在感があるというのは、個性が強いことにもつながります。
特に川島さんのキャラクターは、万人向きとは違います。恐ら
くこの人のことが好きな人と変わらないくらい、嫌いだという人
も、いたと思います。少なくはないでしょう。
しかしこの人を嫌いだったという人も、亡くなったと聞くと、寂し
さを感じるのではないでしょうか。もうこの人が、いない。話題
にする機会もない。となると、やはりつらいものがあると思いま
す。彼女は、そういう存在感の人でした。
しかも川島さんの頭脳が良いところは、御自分のそういう個性
を認識しながらも、貫き通しているところです。
夫の鎧塚さんが、「最期まで川島なお美を貫き通した・・」という
意味のコメントを残しておりますが、その通りだと思います。
好かれても嫌われても、これが川島なお美である。という形を
確立していましたし、その潔さには、美学もあったと思います。
私はこの人のこと、世間が言うほど綺麗とは思っていませんで
したし、フェロモンも感じておりませんでした。しかし彼女のそう
した生き方、貫き方は、尊敬できると思っていました。だから、
人間としては、好きだったと言って良いと思います。
まあそれに、この人が女子大生タレントとしてデビューされたす
ぐ後くらいから、私も大学生やりながらささやかに、泥臭く芸能
活動を始めていたので、何だかんだ言って川島さんは華ではあ
りました。
ということで、川島なお美さんが亡くなったのは、猛烈にショック
で辛いです。何かが終わった感じはしています。