解熱剤というのは、体の体温中枢を整える作用をします。体温中枢とは、平熱を保つための機能です。
風邪をひいた時などは、この体温中枢の働きが狂い、体温が平熱より上がってしまいます。勿論これもウィルスを熱で殺すためのものなのでメリットはあるのですが、過剰に熱が出てしまうことが多いため、解熱剤が必要になるのです。
ということで、解熱剤は、必ずしも体温を下げるためだけに機能するものではありません。
健康体の人は、体温中枢が正常に機能しているため、解熱剤は全く作用しないはずです。
ただですね、私は今年の2月の終わりに、インフルエンザにかかりました。
夕方、体温が39度2分まで、上がりました。
医者で解熱剤をもらって飲んで10時間半眠ったら、翌朝36度5分に下がっておりました。
それでも念のため解熱剤をまた飲んだら、夕方35度8分になってしまいました。それでも何気なしに解熱剤をまた飲んだら、翌朝35度4分になってしまい、解熱剤がいけないとわかったのです。
解熱剤を止めたら、平熱の36度5分に、戻りました。
この現象、何だったのでしょう。体温が平熱に戻ったばかりの段階では、体温中枢が正常に戻るまでに行ったわけではないので、逆に下がってしまったのでしょうか?