今日の昼頃、八王子駅近くの道路の横断歩道でない所を渡っている
じいちゃんがいました。運悪くパトカーが出くわし、「横断歩道を渡って
下さい」と、マイクで叱責されておりました。
道路交通法によると、確かに「歩行者は道路を渡る際、横断歩道を渡る
ように」との記述があります。ただし、「近くに横断歩道がんばい場合には、
車道を横断しても良い」との記述も、あるのです。
それでは、この「近く」の基準って、どのくらいなのでしょう。大体、感覚的
なもので判断してしまいそうですが、実は、明確な基準が設けられている
のです。
50メートル。これが、「近く」の基準です。50メートル以内に横断歩道が
なければ、歩行者は車道を渡っても良いというのが、道交法です。
別な視点で見れば、クルマがある程度多くて、危険を伴う大通りでは、50
メートル間隔以内に横断歩道を設けるのが基本とされているということで
しょう。
先のじいちゃんの場合、10メートル足らずの場所に、横断歩道がありまし
たね。でもまあ、私もしばしば渡っておりますが。