プロ野球ヤクルト球団の「スワローズ」という弱々しいニックネームのトホホな由来。 | 山科薫マニアックな世界を楽しみましょう

山科薫マニアックな世界を楽しみましょう

ブログの説明を入力します。

かなり前、ヤクルトスワローズと西武ライオンズが日本シリーズを

戦った時、ライオンズの若手は「若き獅子たち」と呼ばれ、勇ましい

感じがしました。


しかし、スワローズの若手は、単なる「若手選手」としてしか、呼ばれ

ておりません。そりゃそう。「若きつばめたち」は、ヤバい。


熟女の若い愛人兼ペットを務める可愛い男のことを「つばめ」と呼ぶ

の、今の若い人は知らないかな。「若きつばめ」というと、こっちをつ

い考えてしまいます。


そうでなくても、つばめ自体が、戦って強い鳥ではありません。


何故、こういうニックネームなのか。


実は、かつての親会社に、問題がありました。ヤクルトになる前、この

チームの親会社は産経新聞社でして、「サンケイアトムズ」といってお

りました。だから今も、フジサンケイグループと友好関係にあるのです。


それより前、JRの前身、国鉄が親会社でした。この時につけられたのが、

「スワローズ」というニックネームです。


最初はもっと強そうな名前、「コンドルズ」で、決まりかけていたそうです。

球団の現場サイドでは。ところが、親会社から、ストップがかかったとい

うことです。


理由は、コンドルを「混んどる」とイメージしてしまうからとか。混んでい

る電車を想像すると、客が引いてしまうからということでした。


そのため、皆が座れる電車ということで、「座ろうズ」。ちょうどつばめの

「スワロー」が語呂がぴったしだったので、「スワローズ」にしたのだそう

です。


それにしても、国鉄は、真面目に球団をやる気があったのか、勝たせた

いと、思ったんでしょうかね。こんなことやっているから、本当にちっとも

混まない、いつも空いてて赤字の電車になって、球団を手放し、民営化

でJRと名前を変えざるをえなくなったのと違いますか。


ただ、球団も球団で、ヤクルトが買収してからも、しばらくは「ヤクルト

アトムス」だったと記憶しています。アトムスでも良いと思うのですが、

その当時、あまりに弱過ぎたので、ニックネームを変えて気分転換をし

ようということになったのでしょう。


しかし、また「スワローズ」にすることも、ないと思いますがね。今度こそ、

「コンドルズ」じゃ駄目かな。ただ、コンドルは、鷹のこと。鷹というのは、

鷲の小さいのをいうのですね。鷲と鷹は、構造上は同じ生き物で、大きさ

で区別しているのです。


となると、「コンドルズ」じゃ、鷲たちである「フォークス」に勝てないか。