甲子園の高校野球は、日本の季節の風物詩です。選抜高校野球が
始まると、いかにも春が来たと実感されます。そしてちょうどその頃、
杉花粉が収まり出すのです。
夏の選手権が終わりに近づく頃、日も短くなって、夏も峠を越えたな
という感じです。
時に春の選手権は、トンネルを抜け出た感じで、気持ちが明るくなり
ますね。早くその頃に、なって欲しいもの。その今年の選抜高校野球
大会の出場校が、今日発表になりました。
東北から、元々決まっていた枠が3校。そして昨秋の明治神宮大会で
仙台育英高校が優勝したため、枠が1つ増えていて、4校が出ることは、
すでに決定済みでした。そしてまた新たに、21世紀枠でいわき海星が
選ばれたため、全部で5校が出場することになりました。
私個人的には、東日本大震災の前から東北の高校が甲子園で優勝
すれば良いのにと思って見ておりました。今回こそ、ぜひ達成して欲
しいものです。ただそれだけを考えたら、実力的には山形中央より青
森山田じゃないかという気もするのですが、まあ、とにかく山形中央も
含めて、大いに暴れて欲しいものです。
ところで、私は母校というと、武蔵大学の話ばかり書いておりまして、
最も母校愛を感じるのは同大学です。
しかしその前に一応高校も卒業しておりまして、心の母校は新潟明訓
ですが、実際の母校は早稲田実業高校なのです。しかも、野球部早期
中退。病気をしました。
その早稲田実業高校は、校舎が国分寺ですが、野球部グラウンドは
私の住む町からも近い、南大沢にあります。野球部の子たちは、よく
電車の中や駅で見かけます。
私らが通っていた頃と違い、皆穏やかな顔つきと態度の、好青年っぽ
い子ばかり。つい頑張れと声をかけたくなるような上品さの部員がほと
んどです。こちらにも、活躍して欲しいものです。