江戸時代の酒のからくり | 山科薫マニアックな世界を楽しみましょう

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江戸時代は、酒豪コンテストやら大食いコンテストがひんぱんに行なわれ

ましたが、記録に残る飲酒量の最高記録は、鯉屋利兵衛なる人物の残した

1斗9升5合です。


1升飲めば酒豪と呼ばれるところ、この人は計算すると20升飲んだことに

なります。こんな記録を見ると、フィクションではないかとか、サバを読んで

る。あるいは、大袈裟に書かれているのではないか、なんて思う人が圧倒的

に多いことと思います。


ただ、これに迫る記録は数多い上、滝沢馬琴がこの鯉屋利兵衛について

著書に記しているので、嘘とも言い切れません。


実はこれ、当時の酒の出し方というか、売られ方にからくりがあったのです。

江戸時代くらいまでは、つくりたての酒の濃度が、今の日本酒の4倍程度。

つまり、60パーセントを超えていたのです。ウイスキーより、はるかに濃か

ったのでした。


従って、ストレートでは、なかなか飲めません。そこで、水割りにして飲むの

が、通常でした。しかもその水割りは、飲む人が自分で作るのでなく、酒屋

の方であらかじめ水で薄めた状態で売っていたそうです。


従って、出回っていた日本酒の濃度は、4~5パーセント程度。かなり薄かっ

たのです。まあ、強い人なら、水を飲むようにグイグイ行けたでしょう。


それでも、1斗9升5合は、凄過ぎる記録ではありますが。


実は、これを書いている私ですが、今は先日予想した通り、二日酔いです。

昨日、ピンク映画の忘年会に参加しまして、はしゃぎ過ぎました。


酒で明るくなり過ぎている時というのは、快楽物質のセロトニンが大量発生

している状態でして、翌日はその補充が間に合わず、逆に不足した状況

に陥ることが、医学で証明されております。


セロトニンが不足した状態の人間というのは、鬱になります。鬱病の患者と

いうのは、まさにセロトニンが不足した状態が何日もつづくそう。

今私は、セロトニンの再生産が追い付いていない状況ですが、更に、昨日

帰る途中に、悲し過ぎる報せをメールで受け取ってしまいました。


その報せの中味は後で書きます。二日酔いによるセロトニン不足の中、あえ

て酒の話題でした。