田中真紀子氏が、石原慎太郎氏に対して、「暴走老人・・」と批判して
いるようですね。そして、石原氏自体は、かつて真紀子氏の父親・田中
角栄氏の派閥に締め付けを食って、国政を辞めた経歴があるので、
真紀子氏は勿論、その父親の角栄氏のことも天敵と思っているでしょう。
そして、小沢一郎氏のことも、「顔も見たくない」と言っているそうです。
しかし、田中角栄氏については、以前も書いた通り、ちょっと詳しい事情
があるのですが、あの人は、日本全国に30万都市を沢山つくることを
唱えていた人なのです。どれだけマスコミが伝えていたかしりませんが、
口癖のように30万都市の多数必要性を言っていたのです。
つまり、中央集権に対抗し、誰よりも先に地方分権の大切さを言ってい
た人。その辺は、真紀子さんも御存じなはず。
だから石原氏も昔のことはこの際置いといて、真紀子氏も、父親と思い
が一致している部分に関しては石原氏を応援して、協力とまでいかなく
てもうまく「対中央官僚」というところで力を集中できないものでしょうかね。
また、今中央官僚に対して最も強く抵抗しているのは、小沢一郎氏です。
となると、顔も見たくないなどと感情的になっている場合じゃないですね。
その辺、どこまで冷静になれるかが、大事だと思います。