イギリスやアメリカで「パン」と言っても、通じません。英語では、
「ブレッド」です。
このパンという言葉、元々ポルトガル語でして、1532年~55年の
天文年間にキリスト教の宣教師たちが伝えた言葉です。明治以降、
日本では生活の中に英語が数多く取り入れられましたが、「パン」
だけはそのままでした。
それは、「パン」という言葉がすでに日本語として定着していたから
だそうです。ということは、江戸時代、米中心の食事でありながら、
パンもそれなりに親しまれていたということですね。でなければ、言
葉がそこまで定着することも、ないはずです。
ちなみに、織田信長は、パンが好物だったそうです。従って、本能寺
の変がなくて、信長が天下統一していたら、パンの製造技術も高まっ
ていたかもしれませんね。
ところで、話は変わりますが、柔道女子52キロ級の中村美里は、不運
ですね。惜敗した相手、北朝鮮のアン・グムエという選手は、北京では
準決勝で当たっています。そして今回も、中村美里に苦戦した後、圧倒
的強さで金メダルを取っています。強い選手なのです。
前回の準決勝の組み合わせ、しかもメダル保持者同士が何故初戦
で当たるのって感じ。これは、北朝鮮のお国の事情からアン選手が国際
大会にほとんど出ていないため、世界ランクが低くなっているからだ
そう。
でも、関係者や協会側は、強いことを知っていたわけで、それをヨーロッ
パ勢と当てずに日本に当ててきた。まあ、勘繰ってしまいますね。微妙
な判定もあったし。
ただ、それでも勝って金メダルだったら、より格好良かったけど、残念。
まあ彼女の場合、年齢から、次も金を狙えますね。