江戸時代まで、トマトに関する話は聞かないですね。実際、明治時代の半ば過ぎまで、トマトは赤ナスと呼ばれ、主に観賞用として栽培されていたのです。
1907年、このトマトを食べた蟹江一太郎という人が、美味しさに感動し、自分で栽培を始めました。
ただ、出来たトマトが酸味が強く、イメージ通りでなかったため、色々調味料を加えているうちに出来上がったのが、ケチャップなのでした。
そう。ケチャップは、イタリアンパスタなどに使うのでイタリアから来た物と思われがちですが、実は日本人が作った日本の物なのでした。
ケチャップという言い方は、広東語でトマトの汁を意味するケイ・ツァップがなまったものと、されています。