十一面観音の顔が証明する笑いの威力 | 山科薫マニアックな世界を楽しみましょう

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観音様は、正式名称を観世音菩薩といいます。「観世音」とは、

悩める衆生の声を広くお聞きになるという意味で、菩薩とは、

仏の意を受けて民衆を救う役目をいいます。


観世音菩薩の代表的なものとして、長谷寺などにある十一面

観音がありますが、ただこの十一面観音、正面から見ると、十

の面しか見えません。


これは、一番の切り札、最も邪悪なものを圧倒する最高の面

が後ろについているからなのです。


その最高の面とは、どのような顔をしているのか。答えは、口

を開けて大笑いしている顔です。経典にも、後ろにあるのは「

暴悪大笑面」と書かれています。


笑いの効能は科学的に沢山証明されていますが、仏教の世界

でも、はるか昔から「最大の守り神」とされてきたのでした。