「つもり」や「ふり」の自己催眠 | 山科薫マニアックな世界を楽しみましょう

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よく、自分でこうなりたいという目標ができたら、自分でなった「つも

り」になる。「ふり」をしてみることが大事。そうしているうちに、自分

がそれに近づいていく。なんて言葉を聞きます。


決してスピリチュアルとかの世界だけではなくて、一般の世界でも

言われているようです。


まあ、私自身がなりたい自分びなれているとはいえないので、何とも

いえないのですが、客観的に見て、一理あることは確かなようです。


たとえば、達人的な詐欺師が、世の中にいます。ああいう連中という

のは、人を騙している瞬間は、騙している感覚がないそうです。自分

の語っている人物なりきり、偽物の商品を勧めている最中でも、その

商品を本物だと自ら信じ切り、感動しながら話すということです。


敵を欺くには味方からとは、よく言いますが、その味方を欺くには、ま

ず自分から。なのです。


それによって、演技がサマになるというのもありますが、何よりも、そ

れに近いオーラが出るのでしょう。


このオーラというのは、最近では科学で証明されています。そして、

それは、気持ちの中の強い念に支配されるものだといわれますし、

実際そうだと思います。そして、有能な詐欺師には、自分がなり切っ

ている偽の自分にほぼ等しいようなオーラが、悔しいかな出てしま

うことは確かなようなのです。


また詐欺師は、なり切るために、その道の人間のことも勉強するは

ずですし、そうなると、本物並みに知識も身に付きます。自然のまま

の姿でも、本物に近づいて行くのです。


なんて書くと、「詐欺師を肯定しているのか」なんて馬鹿なことを言う

奴も出てきそうですが、そんなことはありません。当然否定します。

ただし、そのオーラの摂理は、まっとうなことに使えるはずなのです。


なりたい自分というのが頭の中にあるのなら、そのイメージを具体化

して、なったつもりで行動してみる。良いかもしれません。


世の中には、それをやってサマになっていない「勘違い人間」も大勢

いますが、その人たちは、イメージトレーニングに失敗しているのです。


なり切り方を間違えている。また、その道の本物のあり方を、間違えて

認識している。本質をとらえる前に、格好つけることばかりを優先して

いる。格好よくないものを格好良いと勘違いしている。準備不足のまま

妄想に走ってしまっている。


色々ありますが、いずれにしても、イメージづくりの段階で失敗してい

るからそうなっているだけで、「つもり」や「ふり」がいけないわけでは

ないのです。


その失敗している人達も、他人に「勘違い人間」という妙な印象を与え

ているというのは、狙いとは違う別に、裏目に出るようなオーラが出て

いることは確かですよね。オーラというのは、良くも悪くも気持ちを反映

して、出てしまうものなのです。


だから、まずイメージづくりを間違えず、その後しっかり「つもり」の精神

を強く持てば、狙い通りのオーラが出てなりたい自分に近づくことは間

違いないはずです。