昨日、選抜高校野球の出場校が、発表されました。3月21日開幕で
すが、毎年、この大会が始まると、”ああ、春が来たんだ”と、実感させ
られます。野球の興味がない人でも、高校野球の話題や画面を見る
ことで春を実感する人は多いと思います。
夏の甲子園が終わると、”いよいよ、秋が近いか”と言う感じ。高校野球
は、日本の代表的な季節の風物詩ですね。
特に今年は、寒過ぎるので、余計に待ち遠しいです。また、石巻工業
はじめ、被災地の東北から4校出ていること、元プロ野球の大越さんが
監督を務める早鞆高校が出ること。大越さんは、レギュラーではなかっ
たものの、守備・代走要員で活躍していて、無名選手ではありませんで
した。成功した選手といえます。そういう人が出るのは、珍しいことです。
また、プロ注目の投手も多く出るので、見どころはかなり満載。楽しみが
一杯です。
ところでプロ注目の投手についてですが、よくスピードガンで何キロ出し
たとか、三振をいくつ取ったとかいうことが話題になりがちです。しかし、
それは、判断材料としては二の次だと思います。
投手の将来性を見る場合、焦点をストライクの球だけに絞ると良いと
思います。ボール球で何キロ出したは、全く度外視して良いでしょう。
或いは、ボール球とストライク球を比較してどっちが数字が出ているか
を見るのは、わかりやすいです。
ストライクの球の方がコンスタントにボール球より速ければ、その投手
はバランスの良い投げ方、動きをしているということです。
そして、ボール球を振らせての三振は、判断材料に入れる必要がない
と思います。上のレベルだと、振ってくれない可能性が高いですし、仮に
わざと投げて振らせたとしても、それは一緒です。また、もし相手チーム
の打者の選球眼が悪くてボール球を振ってくれることがわかっていても、
最後はストライク球で勝負するくらいの球の威力と意識の高さが必要
です。あくまで、将来プロで成功するためという基準で見ればの話ですが。
あと、プロ云々を抜きにしての話として、スピードガンの数字よりも速く
見える投手は、好投します。