公開から二週間ほど経ってから、ようやく観てきましたよ~
バットマンの実写映画は、「バットマン・ビギンズ」「ダークナイト」「ダークナイト・ライジング」と三部作で描かれた、クリスチャン・ベイルさんが演じられたバットマン以来になります。
この三部作でバットマンに、どハマりした管理人としては、新たなデザインとなったバットマンのスーツデザインのあまりのゴツさに若干 戸惑ってはいました。
正直、レンタルが開始されてから観ればいいかな? なんて思ってましたが、「新しいバットマンどうなん?」「スーパーマンに勝てるとは思えないけど、どうなん?」「そもそも何で戦うの?」などなど…
多方面から質問攻めに合いまして、( 友達はみんな、管理人のことを、よっぽどのバットマン好きやと思ってるんやなぁ… ) と再認識。
こうなれば、きちんと観に行かねばなるまい! と思い、映画館に足を運んだわけです。
館内では、等身大の両ヒーローが戦うほどの白熱っぷりですが、いざ席に座ってみますと。
これ大丈夫か

と心配になるほどのガラガラっぷり…
まぁ、ゆっくり静かに観れるからいいか… と思ってると、映画が始まる直前に、5人ほどの外人さんが、管理人の隣にきまして

海外のマクドナルドの映像とかで見たことある! って感じの、バケツのようなポップコーンを、全員が持って現れました…
今さらですけど、映画館にポップコーンいります?
隣で「プリポリ シャムシャム…」って咀嚼音が、耳触りで仕方ないんですが…
先ほどの写真のようにガラガラの館内やったんで、「あ! しまった…」なんて小芝居を挟みつつ、さも座席を間違えたフリをして、違う席に移動させていただきました。
なんで、オレがこんな小芝居を… とも思いますが、あからさまに迷惑そうに席を離れて、外人から「Hey! JAP! オレが迷惑だってか!」なんて因縁を付けられたら…
バットマンvsスーパーマンの勝敗の行方はわかりませんが、管理人vs外人5人では、勝敗は火を見るよりも明らか…

逃げるが勝ちです。
さて、映画の話なんですが、一応 先にお断りしておきますが、もちろん全ては書きませんが、感想を書くので、ある程度のストーリー部分にも触れちゃいます。と言っても、予告編から読み取れる部分までしか書かないようにはしますが、完全に真っ白な状態で映画を楽しみたい方は、この先はお読みにならないようにお願いします。
って事で映画ですが、最初に「あ!」って思ったのが、邦題ですと「バットマンvsスーパーマン」ですが、原題は「Batman v SuperMan」なんですね。
「vs」の「s」がスーパーマンの「s」と掛けてるわけだ。オシャレ~
え? どうでもいいですか?
内容としては、2013年に公開されたスーパーマンの映画「マン・オブ・スティール」のラストシーンから始まります。
悪の親玉 ゾッド将軍と市街地をボコスカ破壊しつつ激闘を繰り広げるスーパーマン。
戦いのさなか、スーパーマンは、知らずにバットマンの正体であるブルース・ウェインが社長を務めるウェイン産業のビルを破壊してしまいます。
社長のブルース・ウェインは、電話で指示しつつ、社員の退去を急ぎますが、逃げ遅れる社員も多く、ビルは倒壊。
そのシーンは、9.11の世界同時多発テロを思い起こさせるものです。
圧倒的な能力と万人に対する善の心を持つスーパーマンにしか助けられない人々も多く、まさに神に近い存在ですが、バットマンは自らの近しい人間が、間接的とは言え、スーパーマンによって命を奪われた私憤と、スーパーマンの気持ち一つで、人類は滅ぼされてしまうという危機感によって、戦うことを決意します。
今までのバットマン映画に共通してたのは、バットマンの戦う理由は、両親を殺されたことから発する「悪への制裁」でしたが、管理人の目には今作のバットマンの戦う理由は「未知の力への恐怖と私憤」という怒りのイメージでした。
実際、スーパーマンは「人を助けよう」としかしていないし、バットマンもスーパーマンも、お互いの強さと言うか、持ち味を理解し合ってる描写もあります。
なのに、バットマンの「怒り」だけで、なぜ戦うのか?
予告編に一瞬だけ出てくるバケモノは何か?
このシーンでも分かるように、バットマンとスーパーマンが共闘するに至る理由は?
などが見どころです。
2時間20分ほどの上映時間ではありますが、あらましを読んで頂いても分かるように、目まぐるしくストーリー展開するんですが、「さっきの回想シーンに何の意味が?」という様な、ある種 無意味なシーンも多くて、バットマンvsスーパーマンの原作を知らない人でも楽しめる様に、もう少し脚本を削った方が良かったんでは? という印象。
ストーリーを楽しむより、ド派手な映像を楽しむ映画であると断言できます。
バットマン好きにとっては、散々 ボコボコにされてきたバットマンが、ようやくスーパーマンに反撃できるシーンは、素晴らしいカタルシスでした

万人にはオススメしませんが、ボカーン!ボカーン!と、映像の派手さを楽しみたい人なら、必ず楽しめるはずです。
完全にハマってしまいました。
余談ですが、4月29日に公開されるキャプテン・アメリカの最新作では、アベンジャーズの仲間であるアイアンマンとキャプテン・アメリカが戦うのだそうです。
世界的に、「VS」シリーズが流行ってるんですかね?
その時流に乗ったのか、日本でも人気キャラクター同士の「VS」シリーズ制作が発表されました。
その名も!!
これマジ?
ほんのちょっとだけ見てみたい気もします(笑)