先日、我が家にお友達が来た時の話、




そのお友達がゲームに夢中で、




5時半のチャイムが鳴っても帰ろうとしませんでした。




何度も声を掛けますが、



全く動じません。




その子のお母さんを私は知っているのですが、




大変厳しく、




何度もその子が門限を守れず、



叱責され、外出禁止になっていることを知っていました。




なので、



また叱られるのではないか、




外出禁止になってしまうのではないかと、




心配しつつも、




その子は6時まで我が家に居ました。




帰り際に心配する私にその子が、




「大丈夫です!色んな言い訳考えてありますんで!」



と言いました。






言い訳ではなく、嘘をつくのだと思いました。




けして、




「〇〇君家でゲームしてたら夢中になり過ぎて遅れちゃった!」ではないですねえー





なんと言い訳したのか分かりませんが、




これってどうなんだろう…と、




心がモヤモヤするばかりでした。





以前にも、




なかなか帰らないお友達がいて、




とうとう親が迎えに来たのですが、




その子が言った言葉が、
「〇〇(息子)から帰ったらダメだと言われた」と。




もちろん息子一言もそんなこと言っておらず、




むしろ、「帰らなくて大丈夫なの?」と言っていたくらい。




しかし、その母親もまんざらでもなく、




「帰してもらわないと困るわー」的な感じでした。





正直、私もイラっときて、




事実をお伝えしようか悩みましたが、




その子が必死に自分を守るためについた嘘を、




守ってあげたかったので、




全て呑み込みました。




その子は今も時々遊びに来ますが、




やはりなかなか時間が守れません。




しかし、




パタッと来なくなる時もあり、




最初なぜだろう…と思ったら、




そこのお家もゲームの時間制限が厳しかったりや勉強時間をきちんと決めていらっしゃるようでした。




子どもも家のルールを理解し、頑張っているようですが、




フッと頑張れなくなったり、疲れちゃったりすると、




うちに来るみたいです。




結果、うちに来たその子は日頃の反動か、




息子達のゲームを借りると、もう止まらなくなってしまうようで、




息子達がゲームの休憩に外で遊ぼうと誘っても、




拒否したり、行かずにうちでゲームに夢中になっています。




もちろんチャイムがなってもなかなか帰らないので、




また家でお母さんに怒られているのか、




今度は我が家に行くことすら制限をかけられているのではないかと




心配になります。




そして、




周りの親から我が家は、




「あまりゲームばかりやらせないで!」と思われていると思います。




しかし、




現実は、我が家は日頃ゲームを我慢している子ども達の逃げ場所のように思います。




だから、逆にゲームにそこまで興味のない子は我が家には入り浸りません。




我が家も息子がゲーム依存から今少しずつ脱け出そうとしている最中なので、




無理なゲーム時間制限をかけることができませんが、




そういう環境だからこそ、




ついついゲーム時間が満たされない子ども達が、




我が家に集まってしまい、




居心地がいいのだと思います。




本当は、その子達の親御さん達と足並み揃えて、




ゲーム時間に規制かけても良いのですか、




それをしてしまうと、




その子達の抱えた満たされない気持ちを吐き出すところがなくなることが心配になります。




たしかに、




ルールを作ったり、規制をかけることは大切ですが、




子どものレベルに合っていないルールや規制は、




どこかしら反動がでて、




子どもが嘘つくようになったり、




親の見えない場所が逃げ場となったり、




どんどん親子の間で溝ができてしまうことは、




結構深刻な問題ではないかと思います。