先日、病院から一時帰宅した息子がパニック発作を起こした。

 

 

我が家の約束事ではゲームは朝の九時以降なのだが勉強をやった子に限り少し早めにゲームができるというルールがある。起きてすぐにゲームをしたい息子は勉強机に座り、百ます計算を始めた。

自ら机に向かったのはいつ振りだろう・・・

そんなことを考えているのも束の間、

突然息子が奇声をあげ、暴れ始めた。

 

「わからない、できないよ~」

 

私は暴れていることには目を向けず、

「お勉強がおわったらやっていいよ」

 

という言葉をかけ続けた。

 

ヒートアップした息子は衣装ケースを蹴った。

衣装ケースは壊れた。

 

それでも私は息子に注目を向けなかった。

 

すると息子は一言

 

「ママごめんなさい」

 

といい、また机に向かった。

 

最後まで百ます計算をやり遂げた息子を私は褒めて抱きしめた。

 

 

ここでわたしが言いたいのは確かに物を壊すことはいけないことだけど、きちんと勉強を成し遂げて約束を全うしたという事実。

さらに自分の行いを反省し謝罪ができたという事実。

 

これは彼の中の成長であり褒めるべきところだ。

 

ここを決して見逃してはいけないと思う。

 

 

「子供の行動をよく観察して注目する」

 

 

そして

 

褒める、

 

このことが今後も子供の好ましい行動が増える一歩だといえる。

 

逆に、暴れている息子に私が手をさしのばしていたならば、また彼が同じことを繰り返すきっかけを与えてしまっていただろう。

 

~REVIEW~

第一回ペアレントトレーニング

  「子供の‘行動”に‘注目”しよう」

注目のパワーとは

 注目を与える(褒める)→うれしい→好ましい行動が増える

注目を取り去る(無視する)→がっかりする→不適切な行動が減る