卒業式直前イベント 佐伯編 | やさしい時間

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ときメモGSの妄想小説です。

ネタバレなSSもアリ。
一部限定公開もアリですのでご注意を……。

【前夜】


佐伯 親友ときめき状態
3年目3月1日に発生


―デイジー自室―


デ(明日はいよいよ卒業式だ…)


携帯~♪


デ(こんな時間に誰だろう?あっ…!)


?『もしもし?俺』
デ「瑛くん…!?ど、どうしたの?」
佐『ああ…。ほら、明日は卒業式だろ?可愛い子分の首尾はどうかな~と思って、さ』
デ「首尾って…」
佐『どうなんだ、奴とは?上手くいきそうか?』
デ「……」
佐『…もしもし?』
デ「瑛くん、私…」
佐『…奴と、何かあったのか?』
デ「ううん…。何でもないよ…。大丈夫」
佐『何も、て…。全然、大丈夫そうな声には聞こえないんだけど』
デ「……」
佐『もしもし?』
デ「…ぐすっ」
佐『○○…?』
デ「瑛くん…。私…、私ね…」
佐『やっぱり奴と何かあったんだろ。遠慮せずに言えよ』
デ「違うの。私…。私、やっぱり…瑛くんに、会いたい…」
佐『…っ!』
デ「この1か月、瑛くんが傍にいなくて…。やっと気がついたの。私…」
佐『○○…』
デ「私、瑛くんが傍にいない生活なんて、耐えられない。私、瑛くんの事が…」
佐『ストップ』
デ「瑛くん…?」
佐『…はぁ。お前なぁ…』
デ「?」
佐『そう言う事は、ほら…。なんて言うか、その…マズイだろ、ほら。男から言わないと、さ…』
デ「瑛くん…」
佐『…俺、さ』
デ「うん…」
佐『その…。色々、考えたんだ。お前から奴の話を聞いてから。お前が喜ぶなら、友達でいようって思ってた。でも…』
デ「瑛くん…」
佐『……。なあ、○○』
デ「何?」
佐『明日…。卒業式の後。来いよ、あの灯台に』
デ「瑛くん…」
佐『俺、待ってるから。お前の事。だから、絶対に来いよ』
デ「…うん、分かった」
佐『約束、な?忘れんなよ?』
デ「うん、忘れたりしないよ」
佐『どうだかな…。お前、そそっかしいから』
デ「あ、ひどーい」
佐『…ははは、やっといつもの調子が戻ってきたみたいだな』
デ「瑛くん…」
佐『泣き虫なところは全然変わってないよな、お前。でも…今度こそ、離さないから。やっと巡り合えたんだ、俺の人魚に』
デ「人魚…?」
佐『あっと…、何でもない。じゃあな、明日』
デ「うん、明日ね」


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


mixiに投稿して…うっかりしていたことに今気が付きました。

卒業式前夜の設定なのに、発生日を2月28日にしていた…!

あ、これは勿論訂正済みですが。