【逢ひみての…】
アンネリーでバイトをしている
真咲 好き以上
学力パラ１５０以上
１月上旬のバイトの日に発生
―アンネリー・バックヤードにて―
デ（休憩時間に本でも読もうかな）
？「お、○○。休憩中に悪い」
デ「あ、真咲先輩」
真「ちょっとラッピング用のリボン足りなくなったから、取らしてくれな」
デ「どうぞどうぞ」
真「…何だ、本読んでたのか？」
デ「はい。ちょっとハマっちゃって…」
真「何、読んでるんだ？…百人一首ぅ？また懐かしいものを」
デ「お正月に、ちょっと思い出しちゃって…。丸暗記してたころと違って、どんな人が読んだ歌なのかとか、その時のシュチュエーションとか考えてると楽しいですよ？」
真「どれどれ…。ちょっと見せてみろ。……そう言われてみれば、面白いかもな」
デ「真咲先輩は、お気に入りの歌とかありましたか？」
真「そうだなぁ…。お、これ。『逢ひみての…』てヤツ」
デ「？」
真「何か、今の俺の心情にちょっと似てる気がする」
デ「真咲先輩の、今の心情？」
真「ああ…。ま、こんなこと言っても、お前にはまだ分からないだろうけどな」
デ「？？」
真「おっと、マズイ。こんな所で油売ってたら店長に叱られる。じゃあな、○○。邪魔したな」
デ「あ、はい…（今の歌って…？）」
逢ひみての 後の心に くらぶれば 昔は物を 思はざりけり
（会ってちぎりを結んだのちの、はげしく苦しい恋心にくらべれば、その前は、もの思いをしなかったも同然だなあ）
デ（真咲先輩…）
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
実は、この百人一首ネタは真咲先輩編を作る予定はなかったんです。
が、会社帰りに車を運転していて、ふと思い出した「逢ひみての～」。
何だか真咲先輩っぽいなぁと思いまして。
家に帰って、意味を調べてみて、やっぱり真咲先輩っぽいなぁと思いまして。
そして出来上がった訳ですね（笑）
デイジーと真咲先輩がちぎりを結んだとかいう事ではありませんよ？（笑）
あくまで、心情が似てるってことで。