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YSMブログ

株式会社YSMの社員が綴るブログです。設計から施工まで、日々の出来事を書いていきます!

本日も良い天気でした。

 

さて、先日はなんで海外展開?!という話をしました。ひょんなことから参加した商談会で、大きく進んでいく可能性が広がりました。

そして今日はデザインアワードのお話です。これも偶然のめぐりあわせによるものでした。

DIA(Design Intelligence Award)※中国

DFA(Design for Asia Awards)※香港

JIDAデザインミュージアムセレクション選定※日本

iF Design Award※ドイツ

上記の賞を今まで受賞しました。

最初に受賞したきっかけは、2017年IFFTというインテリアの展示会に商品を出展してもらった際にDIAというデザインアワードに推薦したいと声がかかったところから始まりました。

デザインアワードは基本、エントリー費用と審査費用を払い、受賞したらその費用も払いますが、DIAというデザインアワードはTOPになると100万元(1,500万円)賞金がでるという珍しいデザインアワードです。残念ながら私達は賞金が頂ける賞ではありませんでした。

2018年授賞式が行われたのは中国の杭州というところです。団地のような高層マンションがボンボン建っています。(実費で授賞式に行きます)

とても盛大な授賞式で、日本の方も何組も受賞していました。ちなみにこのときのTOPは中国の新幹線です。

 

その後に受賞したDFAというデザインアワードもDIAの流れから推薦をうけ受賞することができました。これも2018年です。

授賞式は香港で行われました。今回は社員と一緒に授賞式に参加しました。(こちらも実費です)

私達が作ったものが、どんなところで、どんな人たちから評価されるのかを肌で感じてもらいたかったからです。

DFAは登壇して表彰状をもらいます。DFAも数多くの日本の方たちが受賞していました。

九龍島から香港島を見た100万ドルの夜景です。

 

そのあとにフランスの展示会に出展していたので、社員が参加したJIDAデザインミュージアムセレクションの授賞式。2019年の1月です。

一言話さなきゃいけないというドッキリもあったそうです。

 

そして2019年3月にiF Design Awardは自分達でエントリーし受賞しました。

自分たちの商品が世界でどの辺の位置にいるのか確かめるためにエントリーし、もし受賞したらそのときにお金の心配をすることにして、英語でエントリーして、このときは輸出もしていなかったので、ドイツまで商品を送るのも苦労して大変だったのを覚えています。

2019年まで授賞式はドイツはミュンヘンBMW本社で行われました。(もちろん実費です)

ちなみに2020年はドイツのベルリンで行われる予定でしたが、コロナの影響で中止になりました。

今までで一番華やかなパーティーでした。

受賞者一覧の壁です。ここで写真を撮ります。

見つけるのにも一苦労。

プロのカメラマンに撮ってもらうサービスもありました。

そして授賞式の後は隣の建物がクラブになり、私達は途中で帰りましたが朝までダンシングタイムです。

 

ここまでがデザインアワードの流れです。

デザインアワードにお金を払ってエントリーして、受賞してもお金を払って、実費で授賞式まで行って意味あるの?と思う人もいるかもしれません。

実際に受賞したからと言って爆発的に売り上げが伸びるわけでもありませんでした。

 

ただ、海外のデザインアワードや展示会に出たことで強く思うことがあります。それは「モノづくりの可能性、モノづくりの素晴らしさ、モノづくりだから描ける夢」です。商品という目線で見れば、「会社が大きいとか、小さいとか、名が売れているとか、売れていないとか関係なく、世界中フラットなんだ」と感じました。「6人しかいない町工場の私達が作った光が、世界中の人達に買ってもらって、その人達を笑顔に・豊かに出来るかもしれない。」と本気で実感しました。そんなことが出来る仕事は、本当に素敵で夢がある仕事だと思います。

 

普段の仕事では絶対に感じられない体験がそこにはあり、うちの会社だからこそできることがある。と認識することが出来ました。

これからもチャレンジングな姿勢で進んでいきますので、応援よろしくお願いします。

 

 

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こんにちは。

今日も天気が良かったですね。

 

さて、昨日はデザイナーや社員、そしてそれを手にしてくれたお客さん。多くの人に支えられて自社商品事業(自社ブランド)がスタートしたという話でした。

今日は海外展開についてです。

私達は今まで国内で特注の商品を作っていて、新事業として自社商品事業を立ち上げ、初めて商品を作りましたが、いきなり海外に展開する!って目標はなかなか立てずらいというか、私はそんなこと考えもしなかったのです。

 

ただ、ターゲットを決めていないわけではありませんでした。どのようなところに置いてもらいたいか?はデザイナーさんと一緒に話しました。そのときに話に出たのが「蔦屋家電」さんです。

https://store.tsite.jp/futakotamagawa/

蔦屋家電さんに置いてもらうことを目標に、どんなことをやっていけばいいか。販売店に小売りをするのは初めてなので、どうやってアポイントをとればよいのか全くわからず・・・。

 

そんなときにJETRO(日本貿易振興機構)からのメールが届き、海外バイヤーとの商談会が無料であると情報を得て、まだ日本で販売もしていなけど、海外からの視点も大切になるかもしれないし、なにより無料だからテストマーケティングとしてやってみない?とデザイナーも誘って商談会に参加しました。初めての商談会が海外バイヤーだったのです。(2017年)

この商談会でVITRAというドイツの家具メーカーの方から、「すぐに欲しい!」という話をされましたが、電気を使うので海外の規制をクリアしないと輸出できないと伝えました。そして、その方から「あなた達の商品はヨーロッパで評価されると思う。MAISON&OBJETという展示会があるから出展してみると良い!」と提案されました。そして私達からは「海外に輸出できるようにします。1番にあなたたちのところに持って行きます。」と約束をし、日本でも販売していないのに海外展開をしていこうと決めました。

こんな、ちょっとした出来事が海外展開のキッカケです。

 

その後、海外へ輸出するためには何をしなければいけないのか?を調べに調べて、検査をしたり技術資料を集めたり、MTEPというところに行ったり、産技研に行ったり、輸出についてのセミナーや専門家派遣など色々しました。

 

ようやく海外へ輸出するためのCEを宣言し、2019年1月にフランスで行われたMAISON&OBJETに初出展しました。

 

 

考えてもいなかったことが、ちょっとした出来事で大きく変化していきます。

私達が作った商品で海外の人の幸せを作っていけるかもしれない。海外の人の未来も照らし続けることが出来るかもしれないと感じた瞬間でした。

 

海外展開のきっかけを作ってくれ、商品を届けると約束したVITRAにも直接納品に行きました。

 

あのときにJETROの商談会に参加していなかったら、海外展開はしていなかったかもしれない。

自社商品事業を始めるときも、海外展開の時もそうですが、人との出会いが人生をどんどん変えていきます。なにを選択してなにをやっていくかが大切です。

そしてついてきてきてくれている会社のみんなには、本当に感謝です!みんなで関わる人を幸せにして、みんなで幸せになりたい!

 

その後、ありがたいことに蔦屋家電さんでも取り扱われることができました。

ターゲットを決めることも大切なことですね!

 

次回はデザインアワードについて書いていこうと思います。

 

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こんにちは。

緊急事態宣言が出され、今まで普通だったことが色々制限されています。

当社ではみんなで話し合った結果、仕事を続ける方針になりました。

換気、打ち合わせはweb会議で行い、電車通勤だった人は社用車通勤を可能にし3密にはならない環境づくりを行いました。

 

さて、題名にもある自社ブランド(Y.S.M PRODUCTS.)ができるまでのことを書いてみたいと思います。

当社は創業当初、OEMで建築金物の製造をしている町工場でした。

リーマンショックが終わったことで建築金物の需要が減り、2009年頃から特注の照明器具などを多く作ることになっていきました。そのなかで導光板という均一に面発光させる技術と出会い、今までの建築金物で培った精密板金の技術と掛け合わせ、ただ単に言われたものを作るだけでなく、現場にどうやったら取り付けられるかなど、提案型のモノづくりへとシフトしていきました。

当社は最新鋭の設備がそろっているわけでもなければ、これだけならどの会社にも負けない!という飛びぬけた技術があるわけでもありません。

ただ、その人のイメージを設計・製作・組み立てと一貫して完成品まで作れるところ、すぐに出来ないを言わないチャレンジングな姿勢と柔軟な発想力、スピーディーに細かく対応ができるところは強みです。

この強みがうまくマッチしてJR九州クルーズトレイン「ななつ星in九州」などの車両の照明をはじめ、数多くの車両照明を製作させて頂きました。

このような特注の仕事をこなしていたときに、プロダクトデザイナーとの出会いで初めて一般向けの照明を製作しました。それが「HOOP」です。このときはデザイナーさんが海外の展示会に自分のデザインを披露するためのお手伝いだけで、一般販売するなど考えてもいませんでした。2012年頃です。

そこからは様々な特注の仕事や、幾人ものデザイナーさんがデザインした照明を形にすることを何度も繰り返していき、デザイナーさんは自分達がデザインしたものを世界中の方に披露し、感動や喜びを与えていることを身近で一緒に見てきました。

 

あるときに思ったことがありました。

町工場の私達にも同じことが出来ないかな?って。

 

デザイナーさんに協力を仰いで、私達が作った私達の名前が入った商品で、使う人が喜んだり感動してくれたら素敵だな。そんな仕事ってとても面白いだろうな。財務面でも特注だけだと売り上げの乱高下が激しいから、自社商品を作って売れるサイクルができることで、波が安定するかもしれない。なんて考えました。

 

そして2016年今まで特注だけだったため、販路がなかった私達はデザイナーさんに協力してもらって、はじめて自社商品(上記のHOOP)をクラウドファウンディングにかけることにしました。

https://www.makuake.com/project/hoop/

結果は1日で達成し大きな反響を得ました。

私達が作ったもので喜んでもらえることができるんだと、社内みんなで感動するとともに、自社商品事業を立ち上げようと決心しました。

その後2017年に、他のデザイナーとNIGHT BOOKとLIGHT SHELFを開発し商品が3つになったところで、Y.S.M PRODUCTS.とブランド名をつけて現在展開しています。

 

自社ブランド事業を始めたことで、会社の存在意義がとても明確になりました。

それは経営理念にもある、「YSMは想いを形にし関わる人の未来を照らし続ける」ということ。

私達が作った照明を使ってもらうことで、いつもよりちょっと家族の笑顔や会話が増えたり、いつもよりちょっとご飯やお酒が美味しく感じたり、いつもよりちょっとリラックスタイムに安らげたり、日常生活を少し豊かに感じてもらうことに寄与出来たらとても嬉しいです。

 

次回はなんで海外展開?!について書いてみようと思います。

 

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