経口抗がん剤スチバーガ3クール、17日目。
副作用は変わりません。風邪の症状もほぼ収まり、何とか小康状態を取り戻した感じですw

今朝の目覚めも悪くありません。雨戸をあけると天気は良し。心筋梗塞の前夜「痛かったので寝ちゃいました」と手術後に医師に伝えると「寝たまま死んでいても、おかしくなかったんですよ」と怒られたことを思い出しました。今の状況は朝、目が覚める事にも、喜ばなければいけないと感じ始めました。

前向きな気持ちと言うのは、何も考えず、延命に希望を持つことで良いのか疑問に思う事があります。現実を受け止め、断捨離、粗大ごみ捨て、着ない服の処分、一応死ぬことの準備もしていますが、これも前向きと言っていいのでしょうね。

今日もブログを書き、コメントに返信し、趣味に時間を割き、ドラマを見る。健康な方からすれば、自堕落な何の楽しみもない生活が、今の私にとっては、唯一出来ること、有意義な時間、と思わなければいけないのだろうと、思っています。

もちろん、不満を感じる事や、不安を感じる事もありますが、かなり厳しいであろう、今後の現実を、一時忘れることが出来ます。

 

現実を受け入れすぎると、死が頭からはなれなくなり、落ち込んでしまいます。「前向きな気持ち」と言葉ではよく使っていますが、現実逃避と、どう違うのか聞かれたら答えられません。

奏効率10%のスチバーガを飲み、神様に祈り、にんじんジュースを飲み、ラジオ体操をし延命を望んでいる。

 

ほとんどの人が、前向きな気持ちと言うより、現実逃避ととらえるでしょうが、私にはこれしか出来る事が無いんです。前向きな気持ちでなきゃ、出来ないですよねこんな馬鹿らしいことw

がんと向き合いながら、まだ人生は終わっていない。もう少し、もうちょっとだけやりたい事がある。その気持ちだけが延命のカギなのかもしれません。

本日もお読みいただき誠にありがとうございます。