私は今まで「末期がん」という言葉は避けてきました。
今の医学界では「進行がん」という言葉を使うのが一般的らしく、
確かに末期がんという響きよりは優しく感じます。
私もまだフォースライン、「経口抗がん剤スチバーガ」が残されています。
可能性は低いのですが、延命の効果があるかもしれません。
現在は進行がん治療中のがん患者という立場なのでしょう。
スチバーガが効果無く、「もう治療法がありません」と、医師に言われてからが末期がん患者ということになるのかもしれません。
近々、もう治療方法がないと言われることは、覚悟しているのですが、
実際に言われたら、どうしたらいいのかが分かりません。
理解したことを医者に伝え、何もせず生活するのか?
どこにいるのか分からない神様に祈り、最期の日を待つのか?
何もせずとも「余命は延ばせる」という言葉を信じて希望を持ち生きていくのか?
早ければ数日、遅くとも数週間後には結果が分かるであろう自分の立場は、
一番不安を覚える時期なのかもしれません。
がんが治らない事は理解した。
がんで死ぬこともある程度覚悟はできた。
ただ「余命は延ばせる」という言葉も信じたい。
余命を延ばす方法、答えが有るなら知りたいです。