ブログを御覧いただきありがとうございます。津軽三味線奏者の佐藤壽治です。
現在、自主企画コンサートのチラシと格闘中…かと思いきやそれは格闘してなんかいません。
むしろ楽しんでいる部分なのでなんの苦しみもありません。
この辺は青森民謡協会で印刷物を担当し始めてから慣れてしまいました。
慣れというのは怖いですね。
舞台に慣れているというのも怖い時があります。
演奏するのも、話をするのも慣れている内容であれば原稿もなくスラスラと話せます。
しかし、時間配分という事を忘れる事が多く、時間オーバーなんて結末もあったりします。
これはこれで後から届く請求書がこわいものになります。
舞台は舞台でも、お酒の席での演奏にも慣れてます。
酒の席とはなんたるか、酒のみとはなんたるかが分かるようになると、にぎやかな雰囲気を出すために芸事は非常に役立つことがあります。
またお酒を嗜む事で芸事を鑑賞する時の感情の深みが生まれる事も分かっています。
当然、ざわざわと騒がしかったり、感情が表に出やすくなるので興味のない人などはうろちょろと相手を探しにいなくなってしまったりなんて事もあります。
わたしはそんな中では聴いていくれている人を探し、その人を相手に演奏するわけですが、これも慣れなんでしょうね。
ある先生から、というかほとんどの先生から聞いた話では「雑な扱いを受けた」という事を話すひとが大勢です。
名刺を配るのに一生懸命だったり、お酌をしに回るのに一生懸命だったり、聴いてくれていない、観てくれていない中での演技は確かにつらいものがあります。はい。
世の中にはいろんな人がいますが、慣れているということは平気であるという事ではありません。
我慢しているのかもしれませんよね。
気付かずに傷つけているかもしれません。
ここは気を付けたいと思っていますし、人に対する時はいつでも笑顔でいられるように態度と発言を選んでいます。
それでも後から悔やまれる事がたくさんありました。
わたしの演奏を褒めてもらえる機会はたくさんあります。
感動を与える、という事ができるくらいは稽古してきました。(自信過剰)
しかし、それだけで観客や支援者が集まるかというと別の話です。
ですから、自主企画のコンサートというのは不安でしょうがないです。
観客が少なくても聴いてくれる人を探す事で慣れてきました。
しかし、会場いっぱいの観客相手に演奏した経験もあるわけで、だだっ広い会場にパラパラの観客(それでも3桁くらいは来てくれているんですけどね)で称賛を得て満足しているわけではありません。
そう、慣れているんですけど平気なわけじゃないんです。
わたしにもそういう部分はあるんです。
ですから、
9月8日(月)の津軽三味線コンサートの完売(200席分)を目指してます。
けっこう本気で目指しているんですが、たぶん難しいんだろうな…とも思ってます。
幸い、重造会のみなさんの協力や今まで演奏会を聴きにきてくれた人からの予約も入ったりしています。
チケットがまだ印刷されていないのに本当にありがたい話です。
今は不安と安堵がいったり来たりです。
これはいつになっても慣れません。
人とつながる事でいろんな力が生まれます。
しかし、そこにはもしかすると負の力も同時に生まれているかもしれません。
生徒さんや友人知人を頼ろうとは思いますが、無理なお願いはしないように気をつけます。
ではまた。
【 宣伝 】
今年も開催!「民謡どうでしょう?Vol.9」←わたしも出演します。
令和7年4月29日(火・祝)
横浜にぎわい座 芸能ホール
開場 12時半 開演 13時
チケット 前売 3,000円 当日 3,500円
どうしても福井が活動地点なので県外の舞台は宣伝しにくいもの。
頻繁にあちこちと出ているわけではありませんが、それなりに県外へも出ております。
旅行がてら…と思ってくださる方は夜の横浜中華街などを歩いたりする予定を組みながら民謡コンサートを楽しんでみてはいかがでしょうか。
北陸新幹線で東京見物した後に東海道で横浜、名古屋を回って一周旅行なんてのもアリかも。
よろしくお願いいたしますm(_ _)m