分からなければ聞いてください | 津軽三味線奏者 佐藤壽治の徒然日記

津軽三味線奏者 佐藤壽治の徒然日記

主に佐藤壽治の日記、重造会の活動など紹介。

宣伝活動、演奏やお稽古について書くこともありますが、大半は日々気が付いた事を書いています。

余計な記事は読みたくない方もいるとは思いますが、お付きあいよろしくお願い致しますm(_ _)m

ブログを御覧いただきありがとうございます。津軽三味線奏者の佐藤壽治です。


『分からない事があったら聞いてください』

親切にも聞こえる言葉なのですが、場合によっては混乱しか招かない言葉でもあったりします。

親切な言葉として聞いてもらえる条件は『自分の知り得た情報を相手に伝え尽くした上で』であり、『伝え尽くすのは現実は難しく、必ず抜けや忘れがあるので説明の補填を速やかに行えるように』最初の言葉を投げかけておくのが正解だと思います。



過去にリサイクル産業小売大手のBOOK・OFFに勤めていた頃、勤務する際の作業行程をまとめたマニュアルがありました。

中身は来店したお客様への挨拶から査定や清掃などに至るまで細かく記載されていました。

正直、これらを全て覚えなくちゃならないの?と思うほどの量でしたが、社員からお店で働くアルバイトの皆さんまでそのマニュアルを守りさえすれば店舗での混乱は少なく、とても円滑に営業することが出来ていました。

でも必ず例外という物事が起きます。
そこで初めて機能するのが『分からない事があったら聞いてください』であり、店舗責任者や上司へと相談して問題解決へと進めるようになるわけです。



反対にマニュアルに書かれている内容を相談した場合はどうなるか?というと、想像しやすいと思います。

『もう一度マニュアルを読んで下さい』や『もうちょっと勉強しましょうか』など、遠回しに『そんな事いちいち聞いてくるな』と言われます。



この場面の間で親切なのか混乱を招くのかの分かれ道が存在してしまうのです。

『尽くす』ということは面倒くさいし、大変な労力と時間が必要だったりするものです。

ひとりで仕事をしているなら大丈夫ですが、関係各所まで含めて考えるとそう都合よく物事は進みません。

やっぱり必要最低限、当然最低限より上までの説明をして初めて人は動ける、人を動かせるのだと思います。



師匠という立場になると自分が中心ともなるので、『なんで出来ないの?』という疑問になることがあります。

右手と左手が別々の仕事を同時に行えるようになるには相当な回数と時間のかかる訓練が必要です。

習いに来た生徒さんはその訓練を始めてどのくらいの時と回数が経っているのか考えなくてはなりません。

月に3回のお稽古日をしたとして年間36回。

自宅でどのくらいお稽古をしてるかによっても変わりますが、毎日複数人と複数回お稽古をする師匠という立場の人よりはるかはるか回数も時間も足りません。

それらを踏まえた上で対応しないと生徒さんの現実と師匠の現実は合わないわけです。



『分からない事があったら聞いてください』



わたしもよく使います。そして、それでよく混乱を招きます。

反省しなくてはならないのですが、生徒さんのお稽古の進捗などを考えていると『尽くす』まで出来ないこともあり、毎度悩みの種になってもいます。

例を挙げると、

・力一杯叩くお稽古と力を抜くお稽古
・可能な限り早く演奏するお稽古と可能な限りゆっくり演奏するお稽古

それぞれ正反対の事をやらないと分からない事もたくさんあり、それらを経験してもらって初めて理解が得られる事もあります。時間もかかるし、お互いに労力もかかります。

他にも事務的な連絡事項なども同じで、抜けや忘れが存在します。

人間だもの、としてしまえば終わりなんですが、これはどんな業界業種にもつきまとう永遠の課題なのかもしれません。





なんでも完璧に出来たらいいんですけど、それはむずかしいんですよね。あっはっは。
今日も1日がんばりましょう。




益茂証券主催

第32回異業種交流会 講演『出会いの不思議 ~拍手は魔物だ~』



津軽弁での講演会。

温かみを感じる方言の楽しさと、人が生活するうえで出会う人たちとの縁の不思議。


津軽出身の今重造がなぜ福井県に住むことになったのか?


芸を助けることもある拍手に隠れている力とは?


今まであるようで無かった舞台生活60年を超えた芸人が語る人生劇場と演奏をお楽しみください。


日時/

令和元年11月13日(水)受付17:30~18:00 18:30開演


会場/

ホテルフジタ福井内 ザ・グランユアーズフクイ 3階 天山の間

住所:〒910-0005 福井県福井市大手3-12-20

電話番号:0776-24-3200


会費/6000円(交流会)

講演会については定員(200名)がございますので、事前に申し込みしてください。

詳しくは事務局までお問い合わせ下さい。


津軽民謡・津軽三味線「重造会」事務局

TEL0776-27-5010 FAX0776-27-5120






民族芸能アンサンブル若駒主催

創立50周年記念公演 『ござれやござれ』


創立 50 周年を迎えました 

この度、創立 50 周年を記念致しまして、周年記念作品を待望の能楽堂にてとり行う事となりました。


 多くの師に学び、導かれた 50 年でした。新たな気持ちで歩み始める決意の一歩はお目出度い「三番三」で 幕をあけます。


そして、ながたひとしさんを演出に迎えての狂言、しなやかさとキレの良さで魅せる津軽手踊り 「津軽小原節」やオリジナル曲。


特別出演として、津軽三味線奏者の佐藤壽治師をお迎えしております。


 50 周年にふさわしい舞台となるよう、出演者スタッフ一同、気を引き締めて取り組んでおります。

 どうぞ皆様、能楽堂に ござれやござれ!


日時/

令和元年11月23日(土・祝) 11時開演(30分前開場) 14時30分開演(30分前開場) 2回公演になります。


会場/

山本能楽堂

住所:〒540-0025 大阪府大阪市中央区徳井町1-3-6

電話番号:06-6943-9454 (不定休、10:00~17:00)


チケット料金/前売 中学生以上4000円 小学生2500円 当日は500円増し

会場は客席数に限りがあります。お早めにお申し込みしてください。詳しくは「民俗芸能アンサンブル若駒」までお問い合わせ下さい。


民族芸能アンサンブル若駒 

〒534-0021大阪市都島区都島本通2-4-9

TEL 06-6926-1244 FAX 06-6926-1245 

Email:geinou@wakakoma.co.jp





津軽民謡・津軽三味線『重造会』
〒910-0019 福井県福井市春山2-20-10
TEL 0776-27-5010



津軽民謡・津軽三味線『重造会』のホームページ
http://jyuzokai.jimdo.com



津軽民謡・津軽三味線 重造会
通販部
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