国宝 | 津軽三味線奏者 佐藤壽治の徒然日記

津軽三味線奏者 佐藤壽治の徒然日記

主に佐藤壽治の日記、重造会の活動など紹介。

宣伝活動、演奏やお稽古について書くこともありますが、大半は日々気が付いた事を書いています。

余計な記事は読みたくない方もいるとは思いますが、お付きあいよろしくお願い致しますm(_ _)m

ブログを御覧いただきありがとうございます。津軽三味線奏者の佐藤壽治です。

結構前の記事になると思うのですが、いつ頃書いたのか忘れてしまいました。

 

 

 

「民謡界に人間国宝はいない」

 

 

 

はい。

いないんです。

昨日のコンサートの開幕前に平林火山先生ともそんな話をしていました。

 

 

 

なんでいないのか?

 

 

 

まず最初の段階で認定される人を業界内で話し合って「推薦」しなくてはいけないのですが、そこが難しいのだろうと思います。

『地域の音楽』が民謡なので、数ある地域の中のひとつを選ぶなんてすぐに出来るでしょうか?

 

わたしなら出来ません。

自分が住む街を一番好きですし、愛しているから福井が一番だと思っています。

それを他の地域に取られてしまうようなことになったら腹が立ちます。

 

いかに素晴らしい音楽がその地域にあったとしても、自分の地域の音楽がほかの地域に負けているだなんてことは無いです。

当然文化価値などは決められませんし、すべての地域から認定者を出さなくてはならないと思います。

 

 

 

つまり。

 

 

 

今の制度内では無理なんでしょうね。

推薦するための建前が壮大で、本音を隠せるものでなくてはなりません。

そこには政治力やお金の話なんてものもついてくるでしょう。

 

 

 

いつかは出てほしい・・・そう思います。