きちんと使おう | 津軽三味線奏者 佐藤壽治の徒然日記

津軽三味線奏者 佐藤壽治の徒然日記

主に佐藤壽治の日記、重造会の活動など紹介。

宣伝活動、演奏やお稽古について書くこともありますが、大半は日々気が付いた事を書いています。

余計な記事は読みたくない方もいるとは思いますが、お付きあいよろしくお願い致しますm(_ _)m

ブログを御覧いただきありがとうございます。津軽三味線奏者の佐藤壽治です。


まだまだなめてた・・・そんな感じの体験。

砥石を平らに保つということが、いかに包丁研ぎに影響をあたえるのかよく分かりました。

この体験は本当にすごいです。



と、



お稽古へと繋げる伏線を作りました。

撥の手入れも、駒の選び方も、三味線の調整をする職人の選び方も、まだまだ考える余地があると思いますし、気付いていない事があるんだと思います。

先生から聞いた先達の行いのなかで、出来上がった三味線を受け取ると共に、

『この三味線より、なる三味線を作ってくれ』

と、再注文する話があります。
本人が現時点で満足している訳ではなく、それに職人さんを巻き込んでしまう話なのですが、中にはノイローゼ状態まで追い込まれた職人もいたとか、いないとか。

自分の腕前を上げつつも、楽器の性能も上げて常に今まで以上を追い求めたお話。
経費節約などと一生懸命なのも度が過ぎてはダメなのだと思います。



腕前ありき、は当然なのですが道具の目利きや手入れも含めて三味線屋さんと親密になっておかなくてはなりません。

当然それらを割安に出来る人間関係があってこそのお話で、最終的には人格を問われるような話に発展していきます。





釣りもそうなんですが、無心になれるものっていろんな事を気付かせてくれます。
写経なども同じなんでしょうね(´ー`)